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2004.03.04

それぞれの教師のメディア・リテラシーへの取り組み

 台湾出張3日目。午前中,(前日ライフストーリーインタビューを試みた)台湾政治大学附属実験小学校の芸術・人文領域の張麗華先生の授業を見学する。
 3年生の芸術・人文領域の中で,コマーシャルの問題点について子どもに考察させることをねらいとするものだ。この授業の意義と課題は,堀田さん(http://horitan.net/)が指摘するとおりであるが,私にとっては,張先生の持ち味が薄れていたことが気になった。彼女の芸術・人文領域の授業は,昨日のインタビューと授業の見学によると,極めて独創的であり,またよく練られたものであると感じた。しかし本日の授業は,コマーシャルの問題点をグループごとにそれを作成させる中で気づかせようとするものであったが,どのグループの発表も芸術性に乏しいと言わざるを得なかったからだ。「時間がなかった」とのコメントを本人から受けた。確かにそうであろうが,前日見た自分の顔の鋳型づくりの授業のデザイン,その展開が見事だっただけに,メディア・リテラシーの育成を志向した授業にそれが反映されていなかったことが残念だった。
 我が国の教師たちが取り組むメディア・リテラシーの実践は,そのねらいや展開が多岐に渡っている。いわば色がないのが特色だ。「それぞれのメディア・リテラシー」を感じることができる。教師の成長を研究する私の立場からすれば,それが最も理想的なメディア・リテラシーへのかかわり方であるように思うのだが−−。

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Comments

前略

台湾出張ご苦労様です。
研究大会等でもお世話になっています。
先生の、ホームページは何度か拝見して知っていましたが、
堀田先生のWebページでさらに知りました。
いつも注意深く、興味深く拝見させてもらっています。
これからも勉強させてください。

早々にて。

Posted by: 山口光夫 | 2004.03.04 at 09:32 AM

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