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2004.04.26

『悠』連載第2回「学校研究のテーマと推進体制」

 「ぎょうせい」『悠』で連載している「教師が磨き合う学校研究」の5月号で,「学校研究のテーマと推進体制」を論じた。その原稿をアップしてみたので,ぜひコメントを頂戴したい。
 この拙稿では,1.学校研究のテーマ−その要件−,2.研究部会編成の工夫,3.ミドルリーダーとしての研究主任の役割について,私なりの考えを述べている。学校研究が真に教職員にとって意義あるものとなるためには,そのテーマの設定がまず大事であるという立場で綴った文章だ。

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放送教育指導者養成講座『虎の穴』4期がスタート

 4月24・25日と渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座『虎の穴』(http://www.nhkk.or.jp/atoz/index.html)の4期第1回オフミが催された。放送教育のリーダー養成をねらいとするe-Learningの舞台であるが,卒業生たちによるメンタリング機能を強めて,新しい展開を試みている。また,メンターの学びの機会としても性格づけられるものとなっている。
 リーダー養成プログラムのデザインとシステムについての新しい提案になると思う。

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2004.04.23

特別支援教育用放送番組「みてハッスル!きいてハッスル!」

 4月22日,第12回なにわ放送教育研究会が例によって,NHK大阪を会場にして開催された。大きく3つのトピックが討論された。
 ひとつは,NHK大阪が制作・放送している特別支援教育用放送番組「見てハッスル!聞いてハッスル!」の利用可能性についてだ。この番組は,いつも会場アレンジに協力してくださっている奥西さんがデスクを務めている。LDやADHDといった軽度発達障害の子どもたちだけでなく,健常児も,いや大人さえ十分には身についていない(忘れがちな)ソーシャルスキルやコミュニケーションスキル等が番組内容に据えられている。また,文字や図形認識のアカデミックスキルも番組中で示唆されている。マガジン形式のこの番組をどう活用するかについて,全員による討論を経て,いくつかのパターンを見出した。
 それ以外にも,年間の番組利用計画の報告,守口市立三郷小学校の浅香さん(3年生担任)の「わかる国語 読み書きのツボ」の活用プランの検討などをおこなった。評価を活かした授業づくりを番組活用により実現しようとする彼の挑戦は,NHKの学校デジタル羅針盤で5月14日11:30〜11:50に放送される予定だ。評価を実践課題とする人にはぜひ視聴してもらいたい(実は解説は私,木原)。

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2004.04.19

現職教員の修士論文作成指導

 16日に,COE事業の関係で,兵庫教育大学・神戸サテライトを訪問した。ここで催される夜間大学院の講義「総合学習特論」に参加し,受講生さんに対して,総合的な学習のカリキュラム開発におけるコーディネーションの重要性に関する情報提供をおこなった。また,その前提として,「総合的な学習の時間」の今日的特性について整理した。
 その後,講義担当者の同大学院総合学習系講座・助教授の佐藤真さんの修士論文指導を目にする機会に恵まれた。圧巻だったのは,入学したばかりのM1生(現職教員)に対するご指導だった。既に具体的な研究計画の点検に至っていた。問題意識などという甘いものではない。実際に着手する研究のプランニングだった。もちろん,それと並行して,学生にレファレンスも作成させていらっしゃった。
 現職教員は忙しいとか,理論についてやや距離があるとよく言われるし,自分も,現職教員の修士論文作成指導を担当していたときには,半年ぐらいは彼らに経験を積ませることを旨としてきた。しかし,佐藤さんの指導を見ていると,それはやり方次第なのだと痛感した。佐藤さんのように,きちんとリクエストするならば,わずか2週間でもそれなりに修士論文の作成計画が進むのだ。大いに反省したし,次に自分がそういう場面に遭遇したら,現職教員に対してシャープな指導を始めから試みたいと思う。

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S&C勉強会の新たなステージ

 2月にも紹介したが,大阪教育大学附属平野中学校で,S&C勉強会なる集いが開催されている。4月15日に,第95回を迎えた。
 この日は,3つの実践報告があった。1つは,音楽科の大柳先生の実践報告で,合唱指導における評価規準及び判断基準の作成と運用,特に「表現と感受の工夫」の扱いに関するものであった。モデル合唱の分析(構成シートの活用)を活かしたいい実践だと思った。
 2つ目は,附属平野小学校・総合学習担当の橋本先生によるカリキュラムの提案,特に小中連携部分の構想であった。小中連携の様々な可能性が模索されていた。すべてを実施することは難しいかもしれないが,可能性を追究する上で貴重なマップが提案されたと思う。
 3つ目は,平野附中の研究主任・井寄先生から,夏休みに附小6年生に対して提供する「ブリッジ授業」の構想発表であった。6年生の選択教科授業体験を実現する過程で,小中の教官が授業観やカリキュラムの枠組みを交流し,可能な部分でそれらを統合しようとするもので,画期的な提案である。
 S&C勉強会はあくまでインフォーマルな集いであるが,平野附小中の組織連携のいい試金石になっていると感じた第95回であった。

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2004.04.15

教育方法学II は「カリキュラム開発と教師の専門性」がテーマ

大阪市立大学でいくつかの講義を担当しているが,そのうちのひとつが教育方法学IIだ。前期2コマ(1部,2部1コマずつ)が開講されている。本年度のテーマは,カリキュラム開発と教師の専門性だ。十数回の講義内容は以下の通り。いつもは講義では用いないのに,テキストを指定してみた。それは,『カリキュラム開発で進める学校改革』(安彦忠彦著,明治図書)だ。

 教育方法学II講義内容
4月7日(第1回)  オリエンテーション
4月14日(第2回) 「カリキュラム」とはなにか,カリキュラム開発の基本的方向〜アメリカのチャータースクールを題材に〜
4月21日(第3回) 「カリキュラム開発」台頭の背景とその主体
4月28日(第4回) カリキュラム開発の原理とその分析・批評〜伊那小学校の経験カリキュラム〜
5月12日(第5回) カリキュラム開発の対象(内部要素と外部要因)と手続き
5月19日(第6回) カリキュラム開発の対象(内部要素と外部要因)と手続き2〜平福小学校の環境教育実践〜
5月26日(第7回) 「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発の留意点
6月2日(第8回) 「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発の留意点2〜平福小学校の総合的な学習の全体像〜
6月9日(第9回) カリキュラム開発における「ハイブリッド・モデル」
6月16日 休講 総合的な学習に関する研究会(華東師範大学との共同研究)
6月23日(第10回) カリキュラム開発における「ハイブリッド・モデル」2〜中高等学校における教科横断的学習〜
6月30日(第11回) カリキュラム評価の意義と方法
7月7日(第12回) カリキュラム評価の意義と方法2〜椿小学校の英語活動〜
7月14日      振り替え授業日
7月21日 予備日
7月28日(第13回) レポートの提出と解説

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2004.04.09

全放連教育放送デジタル化対応プロジェクト

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 4月8日に,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟の研究活動,教育放送デジタル化対応プロジェクト(略称:デジプロ)の平成16年度第1回委員会が開催された。この取り組みは,NHKの学校放送のデジタル化,特に番組関連Webの充実を授業にどう活かすかを探究するものだ。
 平成12年度にスタートし,今年度5年度目(最終年度)を迎える。集大成の年といってもいい。今年度の主な活動として次のようなものが予定されている。

1.放送教育研究会全国大会での活動
1日目の「実践交流会」での提案
2日目の「教え方教室」における事例提供及びファシリテーター
リーフレット等の配付
2.「教え方教室」での提案
 12月4日の徳島(理科,藤村先生)
3.教育メディア学会での発表
(1)放送教育の実践研究方法論の変遷
(2)デジタル教材活用の効果検証(評価規準の作成と運用)
4.授業研究
(1)7月
同一番組とWebを活用した5実践の比較検討
(2)11月ごろ
番組掲示板活用の効果検証
5.デジタル教材活用の事例収集・整理
6.Webページによる情報発信
7.報告書の作成
8.その他

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カリキュラム,メディア,教師の成長

 4月7日,平成16年度前期の講義がスタートした。担当しているのは,学部の「教育方法学II」(1・2部)および「教育学演習IV」,そして大学院の「学校教育学研究II」だ。
 教育方法学IIでは「カリキュラム開発」が,教育学演習IVでは「メディア・リテラシーの育成」が,そして学校教育学研究IIでは「授業研究と教師の成長」がテーマだ。
 3つのテーマはバラバラなように思えるが,自分としては,関連するものだと認識している。すなわち,授業研究やカリキュラム開発,メディア・リテラシーの育成といった実践研究(アクションリサーチ)に取り組むことで,教師たちの授業力量の何が変わるのか,それにはいかなる支援やツールが必要なのかを自分は研究課題に据えているつもりだからだ。
 3つの講義を含む今年度担当の講義概要はアップロードされたファイルのとおり。

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