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2004.06.29

それぞれの教師が授業づくりを創造的に考える研修とは(東ときわ台小学校)

 6月25日,大阪府豊能郡豊能町立東ときわ台小学校で,学力向上フロンティアスクールの公開研究会が催された。6月に授業を公開ということで,多くのフロンティア事業関係者の注目を集めた。
 授業も少人数指導(理科,算数)あり,学びの基礎力の育成を志向した授業(音楽)あり,そして,IT活用(国語)ありと,レパートリーに富んでいた。しかしそれ以上に工夫が凝らされていたのは,事後研の持ち方である。体育館で4つのコーナーに別れて,授業別の協議が進められた。
 まず事後研の最初に,授業を参観したもの(教師,保護者,地域住民等)がフリーカードに感想や意見等を書き,それをホワイトボードに貼る。司会役が,それらをまとめたり,ピックアップしたりして,論点を整理する。そうした視点について意見を募ったり,時には小グループで話し合いを進めたりして,できるだけ多くの人が授業についてコメントできるようにした。司会役の人に対して,私が要請したのは,「参加者を相手に,本日の公開授業を教材として,授業をしてください」ということであった。
 1時間強の事後研が終わると,今度は司会役の人に,各コーナーで出てきた話題をまとめて報告してもらう。総合事後研とでも呼べようか。私は,報告でさらに明確にしてもらいたいことを4人の司会役に求めたり,自身で補足したりして,総合事後研の司会役を果たした(写真はその様子)。これらの報告には25分を要した。最後の最後に,私が,本日の基調提案・授業から,総合事後研までの取り組みを総括した(20分)。
 当初学校から依頼を受けた講演会などより,ずっと中身の濃い事後研になったと思う。間違いなく,それぞれの教師が授業づくりを創造的に考える研修になったからだ。東ときわ台小学校の新しい挑戦に敬意を表したい。また,司会役の4人の方(指導主事,他校の研究主任,東ときわ台のOB教諭等)には,無理を聞いていただき,とても感謝している。
 この学校の公開研究会のあり方,とりわけ事後研の持ち方は,後に公開を控えたフロンティア校に,そのデザインの工夫の必要性を投げかけたと思う。

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2004.06.26

中学校では全教科で学力向上の取り組みを(彦根市立稲枝中学校)

 6月24日,彦根市立稲枝中学校の校内研修会に参加した。同校は,いわゆる学力向上フロンティアスクールである。
 特色は,全教科で,学力向上への取り組みを繰り広げていることだ。中学校の実践研究で対象教科を絞ってしまうと,学校研究にはならない。個人研究に終わってしまう。どんな教科でも,確かな学力を育成する授業改善を研究できるし,また必要性もある。中学校の先生方には,ぜひ,稲枝中の取り組みに学び,あらゆる教科での学力向上を目指してもらいたいものだ。
 そうした学校をあげての研究熱は,ユニークな実践を同校で生み出している。それは,必修教科における合科的指導の展開である。24日は,理科の発展的な学習の一環として,社会科の教師が理科の生物の学習に参画し,琵琶湖の生物を保護するための条例の存在について指導していた。それによって,上級学年における生態系等の学習への誘いができると,教師たちが考えたからであった。
 同校の研究成果の公開は,11月12日である。これに参加すると,中学校における学力向上の研究推進のあり方を必ず吸収できるに違いない。

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2004.06.24

台風の日の校内研修会

 6月21日,豊中市立克明小学校で開催された校内研修会に,また参加した。これで通算何回目になるだろうか--。おそらく3年間で10回は越えていると思う。
 この日は,3年生担当のMM教諭が,社会科で,特に評価を生かした授業を提案する予定であった。ところが--。台風で休校となり,子どもたちは登校してこなかった。もちろん,研究授業は中止された。
 それでもめげないのが,克明小の底力だ。午後の研修会は強行開催であった。私も,雨に打たれ,びしょ濡れになりながら,学校に到着した。
 本当は研究授業についての協議のはずだったが,授業構想の発表,簡単な模擬授業を経て,目標と評価規準の関係,判断基準の作成の視点などについて議論できた。授業公開に向けて努力を重ねてきたMM教諭は研究授業中止にがっかりしていたが,評価についての吟味はしっかりできたので,校内研修会強行開催の意義はあったと思う。

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2004.06.21

「我が国におけるメディア・リテラシーの理論と実践カリキュラム開発研究」(小笠原科研)

6月19~20日,鎌倉で,「我が国におけるメディア・リテラシーの理論と実践カリキュラム開発研究」(小笠原科研)の研究打合会が開催された。これは,2003年度から2005年度にかけて,日本教育メディア学会の研究会委員会のメンバーが中心となって進める共同研究プロジェクトである。。
 研究のねらいは,我が国独自のメディア・リテラシーの概念の明確化とそれに応じたカリキュラムの開発である。13名のメンバーで取り組むため,メディア・リテラシーの概念も幅広くならざるを得ない。問題は,その整理枠組みをどう構築するかである。
 「反省(リフレクション)」をメディア・リテラシー概念の主柱に据えつつ,そこに,能力(知識,スキル,感性など)や対象となるメディア(映像メディア(テレビ,映画など),電子メディア,小説なども)の多様性を反省させるという共通理解が精一杯のところであった。

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2004.06.20

鎌倉の長谷寺(あじさい寺)

 小笠原科研の研究打合会の早朝,宿近くの長谷寺(あじさい寺)を訪ねた。数多くのあじさいに彩られた,きれいなお寺であった。特に,ブルーのあじさいの色の鮮やかさに驚かされた。

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教育工学会での研究活動について考える

 6月19日,東京工業大学を会場にして,日本教育工学会のシンポジウムが開催された。午前中は「日本教育工学会発展の20年を振り返る-世代間対話-」,午後は「教育工学は授業改善にどう貢献してきたのか?」がテーマとなった。
 私は,88年に教育工学会に入会し,現在は(若輩ながらも)同学会の理事も務めている。しかし,自分の研究が教育工学会で期待されるものに合致しているのかについて,不安になることが多かった。自分の研究方法が「記述的」だからである。
 自分の中では,たとえ記述研究であっても,その対象たる教師が授業やカリキュラムを「開発」しているならば,あるいは新たに「開発」された技術やメディアを利用する教師たちの営みの記述ならば,教育工学会が目指す「行為者が具体的な問題解決を行うのに必要な知識・技術・道具などを提供」することに資するのではないかと考えてはいるが--。
 また,吉崎先生が午後のシンポジウムで提案された「工学に基礎を置く研究者」と「教育学に基礎を置く研究者」のコラボレーションの意義からすれば,教育学をベースとする,私たちのようなスタンスの研究者が存在してもいいのだとも思えた。

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2004.06.18

黒門市場での職場体験学習

 6月17日,COEの共同研究メンバーとともに,大阪市立南中学校2年生の総合的な学習を見学した。同校では,10年前から,黒門市場での職場体験学習を実施している。その特徴は次の通りである。

(1)「総合的な学習の時間」の創設よりもずいぶん前に始められている。
(2)事前事後の情報教育(インターネットによる調査,体験活動のレポート化,そのプレゼンなど)と連動している。
(3)対象となる職場が黒門市場に限定されている。当然,職種も限られているが,全国でも有名な市場が体験の舞台となっている。つまり,地域の誇りたる黒門市場にこだわった職場体験学習。
(4)黒門市場の組合事務所が学校と各店舗との調整役を果たしてくれている。

 教師たちは,「生徒は疲れたとも言うが,体験を肯定的にとらえているようだ」とこの取り組みの成果を語っていた。全国各地で似たような職場体験学習が展開されているが,南中のように,学校の歴史や伝統,地域性を踏まえて実施されるものは,とても充実している。

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2004.06.17

「都市における学校改革とカリキュラム開発」研究会開催

16日に,先にもご案内した「都市における学校改革とカリキュラム開発」というタイトルの研究会を,華東師範大学の教育科学学院のメンバーとともに,開催した。
 内容は,案内とは,少々異なり,次のようなものとなった。

10:45~ 第1部(司会:添田晴雄(大阪市立大学・大学院文学研究科))
(1) 木原俊行(大阪市立大学・大学院文学研究科)
「総合的な学習の時間」の現状分析-都市の学校での可能性と課題-
(2) Ma Heming(華東師範大学教育科学学院)
上海市における「研究的な学習」の実践及び理論探索-中学校段階における現状,特徴及び経験-
(3) 第1部討論(コメント:堀田龍也(静岡大学情報学部))
14:00~ 第2部(司会:添田晴雄(大阪市立大学・大学院文学研究科))
(1) Huang Xiangyang(華東師範大学教育科学学院)
プロジェクト学習の組織化・指導における教師の力量とその形成
(2)佐藤真(兵庫教育大学学校教育学部)
我が国における総合学習の系譜と「総合的な学習」の位置
(3)第2部討論(コメント:堀田龍也(静岡大学情報学部))
16:00~ 総合討論

 我が国の「総合的な学習の時間」と中国の総合実践課程の研究性学習の異動が見えてきて有意義だった。特に,中国では高等学校において総合学習が成功していると聞いて,たいへん驚いた。
 堀田さんのコメントの巧みさには,今回も驚かされた。我々が研究課題に盛り込まなければならない「都市の学校」におけるカリキュラム開発の特徴を踏まえて,総括的なコメントを提供してくれて,いつもながら,助けられた(本当に感謝)。

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華東師範大学の研究者が平野附小の授業等を見学

大阪市立大学・大学院文学研究科のCOE事業の一環として,私たちは,「都市における学校改革とカリキュラム開発」というテーマのプロジェクト研究を推進している。それは,華東師範大学の教育科学学院のメンバーとの共同研究だ。
 6月15日から17日まで,華東師範大学の4名の研究者が来阪している。第1日目は,彼らに,平野附小の授業と事後研に参加してもらい,日本のカリキュラム開発のすぐれた事例を吸収してもらうことを企画した。
 彼らにとって,平野附小の授業,とりわけ異学年合同,保護者のサポート,公立学校の教諭や進学中学校の教諭との連携は実に新鮮だったようだ。同校にはいろいろご迷惑をおかけしたが,共同研究プロジェクトのよき舞台となった。

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2004.06.15

今年の教室旅行は岡山・倉敷!

 6月12,13日と,大阪市立大学文学部の教育学コースの教室旅行が実施された。毎年,6月に学部2年生から大学院生までの学生と教育学教室のスタッフが,教育研究のため,また懇親のため,各地を訪れている。今年は,なんと岡山・倉敷への旅だった。懐かしいような,それでいて,なんでわざわざ岡山にという複雑な気持ちで来岡した。
 驚いたことに,往復とも普通電車の利用(新幹線を使わない!)。だから,往復で6時間ぐらいかかった。岡山・倉敷に普通電車で出かけることは2度とないだろうが,車中で卒論指導もできたし,予想していたよりも,長くは感じなかった。
 幹事の3年生や閑谷学校で発表を担当した学生さんは,教室旅行の企画・運営に,よくがんばった。お疲れ様と言いたい。私も,岡山に5年いた経験を活かして,幹事をそれなりにサポートできたのではないかと少しだけ自負している。
 1日目は雨模様だったが,2日目は快晴。閑谷学校の講堂が一段と荘厳に思えた。

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2004.06.12

フロンティアティーチャーの活躍

6月7日,大阪府教育センターで,府内の学力向上フロンティアスクール指定校の研修会があり,講師を務めた。二つの学校から事例報告があったが,いずれの学校も「確かな学力の育成」を目指して,カリキュラムや授業の改善にしっかりと取り組んでいた。
 いくつかのフロンティアスクールを訪れて感じるのは,フロンティアティーチャーの役割の大きさである。このミドルリーダーがよく機能している学校では,バランスのよい,体系的な学力向上施策が用意されている。学力向上への営みは画一的ではない。その多様性が学校の取り組みを評価する指標となる。秋にはたくさんのフロンティアスクールが公開研究会を開催することになるのだろうが,各教師の持ち味を生かし,また学校の伝統や歴史を踏まえた,多様な実践を,フロンティアティーチャーを中心にして,繰り広げてもらいたいものだ。

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2004.06.10

見通しのある学習~評価を活かした授業づくりの第一歩

6月8日,広島県府中市立上下北小学校の校内研究会に参加した。4時間目は6年生の英語活動,5時間目は5年生の国語の授業だった。今年度,この学校を4度訪れる予定だ。
 10月22日には公開研究会を迎えるが,算数の指導法の改善,総合的な学習における厚みのある英語活動(低学年では30時間,中学年では50時間,高学年では70時間)を昨年度から,カリキュラム開発の核に据えていたが,今年度は,(私の提案で)それに国語科も加えてもらうことになった。学校側が定めてきた国語科の授業改善のポイントは,伝え合う力の育成に向けた指導と評価の工夫であった。
 当日の国語の授業では,「会議に臨む態度とそれを運用するスキルやルールの習得」が目指されていた。盛りだくさんのねらいであるが,写真のように,本時の位置づけを掲示やファイルで確認することによって「見通しのある学習」が成立していたし,それが本時における教師評価や児童の自己評価の充実に資するものとなっていた。

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2004.06.06

さらばマッキントッシュ

 6月6日,富山大学の高橋さんのサポートで,マッキントッシュから,ウインドウズへの移行を進めた(完全にはできなかった).「さらばマッキントッシュ」である.15年間,慣れ親しんだマッキントッシュと別れるのは,非常につらい.しかし今を逃すと永遠にウインドウズに移行できないのではないかと考え,思い切ってデータの移行等を断行した.
 順調にウインドウズの操作習得が順調に進むのを祈っている.さしあたり,明日の大阪府教育センターでの講演において,ウインドウズOSでプレゼンをしなければならない.大丈夫だろうか.不安でいっぱいである.

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2004.06.05

放送番組・番組関連Webを活用したメディアミックスの授業づくり

 6月5日に,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟の研究活動,教育放送デジタル化対応プロジェクト(略称:デジプロ)の平成16年度第3回委員会が開催された。この取り組みは,NHKの学校放送のデジタル化,特に番組関連Webを授業にどう活かすかを探究するものだ。
 今年の研究活動の目玉は,5年生社会科番組「日本とことん見聞録」の「めぐりゆく食べ物」を主メディアとするメディアミックスの授業づくりだ。副次メディアに,同番組関連Web,その他のメディアを位置づけた授業を,なんと5人の教師がデザインする。それらを比較して,放送番組・番組関連Webを活用したメディアミックス授業づくりの多様性を追究するわけだ。それぞれの教師が重視する能力・資質に応じて,番組と関連Webの位置づけがどのように変わってくるのかを,整理したいとメンバーは考えている。
 その成果は,放送教育研究会全国大会の分科会(11月5日)で,また日本教育メディア学会(10月16・17日)で,報告する予定である。

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都市の学校における総合的な学習のカリキュラム開発

 先に案内したように,6月16日(水)に,「都市における学校改革とカリキュラム開発」をテーマとする研究会を催す。「『総合的な学習の時間』の現状と課題-都市の学校での可能性と課題-」というタイトルで,私も報告を担当する。
 これまでは,総合的な学習のカリキュラム開発を語る際にも「都市の学校」が置かれた状況を,特に意識していたわけではない。COE事業による研究の全体テーマが都市文化の創造に関するものなので,今回の報告では,都市の学校における総合的な学習の計画・実施・評価にまつわる課題を整理してみた。それは,以下に代表される。当日は,華東師範大学のゲスト向きに「総合的な学習の時間」の概要を紹介した後に,都市の学校におけるカリキュラム開発の課題とそれを克服する術を整理するつもりである。

1.受験競争(一部の保護者からの圧力,私立学校との児童・生徒獲得競争
2.(学校数が多いので)施設・設備の整備が滞りがち
3.(給与,生活基盤等の問題から,人事が硬直化しやすいので)教師の高齢化が進み,新しいカリキュラムに対する心理的抵抗が大きい場合が多い
4.校外学習などにおける安全確保が難しい
5.学校の統廃合で,学校の伝統や文化が継承されず,それを踏まえた実践を展開しづらい

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2004.06.04

教育改革の動向と校内研究の在り方

 3日午後,岡山市教育センター主催の研修会で講演を担当した。研究主任等を対象とするものだ。演題は,「教育改革の動向と校内研究の在り方」だ。現在,「ぎょうせい」の『悠』で連載中の内容に深く関係している。
 要点は,次の二つだ。
1.教育改革の動向を踏まえた授業改善・学校改造の方針
(1)21世紀社会に必要とされる学力を念頭に置き,
(2)各学校の特徴を生かしながら,
(3)児童・生徒,保護者や地域住民の賛同・協力を得つつ,
(4)かなり自由な発想で,大胆に,取り組んで,
(5)その成果を検証して,さらなる授業改善・学校改造に取り組む
2.校内研究のあり方
(1)全員参加,そのための参加型授業研究
(2)研究テーマ・内容の(ある程度)のバランス,全体性
(3)学校の実践史,置かれた条件の尊重(そのためにも他校,他地域に学ぶ)
(4)学力調査,児童・生徒による授業評価,保護者や地域住民等へのアンケートなどで成果を確認
 そして,こうした校内研究の推進に果たす研究主任の役割が大きいことも強調した。
 この講演がどう資するかは分からないが,岡山市の学校園の研究の発展を祈念している。

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2004.06.02

「総合的な学習の時間」の学校としての「全体計画」

 大阪市立大学・文学部の専門科目として,私は,教育方法学IIを担当している。今日も,その講義があった。本日の内容は,「総合的な学習の時間」の学校としての全体計画だ。
 総合的な学習の時間のいっそうの充実が,昨年度の学習指導要領の一部改正において,説かれた。充実に向けた視点のひとつが,「全体計画」の必要性だ。
 今日の講義では,岡山市立平福小学校の平成13年度のカリキュラムを紹介した。低学年では「関わり方」を,中学年では「学び方」を,そして高学年では「生き方」を重点目標とし,そのために環境と国際理解を内容の柱に据えた学校カリキュラムである。私は,平福小と関わる中で,学校としての系統や体系を強く主張し続けたが,学習指導要領の改正の見地からすれば,その主張は間違っていなかったと改めて思えた。
 詳しくは,木原俊行・岡山市立平福小学校著『取り組んだ!考えた!変わった! 総合的な学習への挑戦』(日本文教出版)をご覧いただきたい。体系化に向けての学校カリキュラムの進展が描かれている。

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