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2004.07.18

「学びのポイントラリー」(市川伸一著『学ぶ意欲とスキルを育てる』より)

 最近,私は,「学力向上へのトータルアプローチ」の重要性を主張している。これは,授業改善,学校改革,家庭や地域との連携,教育行政の支援のいずれもが学力向上に資するものであり,それらをできる限りバランスよく実施することの重要性を説くものだ。そして,その一方策として,学校外教育施設・機関の活用を児童・生徒に奨励することの意義を唱えてきた。
 ところで,昨日と本日で,市川伸一著『学ぶ意欲とスキルを育てる』(小学館,2004年)を読破した。これは,副題が「今求められる学力向上策」とあるように,市川氏が認知心理学,教育心理学等の立場から,学力向上について論述した著書である。いくつかの示唆の中でも,先の学校外教育施設・機関の活用を児童・生徒に奨励する術として,氏が「学びのポイントラリー」を提案していることに注目したいと思った。「教科学習の補充・発展」「文化・スポーツに関するもの」「市民生活に関するもの」「職業理解に関するもの」という分野を設け,最低でも年間40ポイント=40時間を,それらに費やしてもらうことを児童・生徒に推奨するというものである。
 ポイントラリーというスタイルは,学校外学習の重要性や可能性を,分かりやすく,しかもそれが継続するように子どもたちに促す,ユニークな方法だと思った。

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