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2004.08.24

「学力調査」の結果をどう読み解くか(某市の教育課程研修会から)

 24日,兵庫県某市の教育課程研修会で「子どもと学校の実態把握による授業づくり」と題する講演を担当した。「豊かな学力」の概念と確かな学力の構造,思考力育成方法の刷新,学力向上を目指す学校の研修や公開研究会のあり方,そして学力調査を授業改善や学校改革に活かす術などについて解説した。
 この地域では全市をあげて,ベネッセにより開発された総合学力調査を実施しているが,ある教師たちは,結果が悪いと自分がその責任を負わされるのではないかと心配しているらしい。私は,指導が難しい学級や学年にはむしろ力量のある先生型が配置されやすいのであるから,学力調査の結果は学校を単位として考察すべきものであることを再確認した。また,各学校は,学力を育成するにあたって,置かれた条件が異なる。それゆえ,学力調査の結果を単純に学校間で比較してもあまり意味がない。むしろ,学力向上のバランスの吟味,教師たちのポリシーや重点課題と結果とのズレの確認,そして学力実態の縦断的分析など,学校を基盤とする分析が重視されるべきであることを強調した。
 「学力調査なんて怖くない,むしろ大切な情報源だ」と,教師たちには考えてもらいたいものだ。

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