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2004.10.06

カリキュラム・コーディネーションの組織化(Dagenham Park Community School)

 9月29日,DagenhamのDagenham Park Community Schoolに出かけた。7学年から,シックスフォームまでの生徒,1100名を抱える学校だ。もともとこの地域は白人労働者階級の居住区だったが,エスニックマイノリティがたくさん住むようになり,現在は,その師弟が生徒の40%を占めている。
 政府から,数年前に,Specialisit Art Collegeの指定を受ける(そのために,自ら5万ポンドを準備した)。それにより,政府から施設改善用等の資金を得る。また,美術,音楽,ドラマのエキストラ教師を雇用できている(レギュラースタッフ)。14歳以降で,8~9割の生徒が芸術教科を選択している。
 オフステッドの査察の結果で,肯定的な評価を得ているし,GCSEやGNVQの成績もここ数年向上している。また,生徒の出席率が向上しているし,学校への転入者数が,学校からの転出者数を上回っている。
 この学校のクロスカリキュラアプローチの柱は,ICTの活用だ。これを,各教科で活用している。例えば,11学年の音楽における作曲ソフトの活用,9学年の理科におけるCAI(コースウェアは教師たちが自作)などだ。クロスカリキュラテーマに基づいたものやトピックワークなどは試みられていない。
 2名の教頭のうち,一人がカリキュラム担当であり,施設設備や予算などをまかなう。また,4名のアシスタントヘッドのうち一人がカリキュラムや試験結果や査察担当であるこの2名と各教科のコーディネータが連携をとって,カリキュラム経営を推進している。カリキュラムのコーディネーションが組織的に展開されていることが分かった。また,学校改革とクロスカリキュラアプローチとの連動も確認できた。

DSC03803.JPG

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Comments

 突然に失礼します。学校事務職員です。英国のカリキュラムのコーディネーションの組織的な展開ということについて興味があります。特に複数教頭制での一人がカリキュラム担当であり,施設設備や予算などをまかなうということについて勉強したいので、今後、もう少し詳しく教えていただけませんでしょうか?勝手なお願いで申し訳ありません。よろしくお願いします。

Posted by: kei | 2004.10.08 at 09:25 PM

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