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2004.11.11

学校研究の成長と発展(豊中市立克明小学校の学校研究の軌跡)

 11月9日,豊中市立克明小学校の研究授業と事後検討会に参加した。(今年も)4,5時間目を使った2コマの研究授業とその協議が企画された。せわしない日程だが,内容の濃い研修となった。
 特に,5年生の国語の分割学習は,同校の学校研究の成長と発展を物語るデザインであった。2クラスを3つのコースに分割して8時間の「読む力」を育成するための単元が展開されるが,ホップコースでは,少人数の児童を対象として,きめ細かな指導が実施された。ジャンプコースは人数が多いが,読む力の定着を意図して,読む活動と書く活動,話す聞く活動の融合が図られていた。そしてステップコースでは,課題研究とも呼べる探究活動が導入され,探究の過程ではICT活用も試みられる。子どもたちのそれぞれが,読む力を自己評価してコースを選択し,その獲得や充実に向き合っていた。どのコースの子どもたちも,楽しそうに課題に取り組み,読む力を高めていた。
 長く人権教育に取り組んできた克明小学校には,分割学習,少人数指導に関する実践の蓄積,資産がある。しかしそれに甘えずに,(広い意味で)習熟の程度を加味した少人数指導,発展的な学習の実践に,今年は挑戦している(私がそれを勧めたわけではない)。
 しかも,4時間目に試みられた1年生の生活科では,遊びを媒介にして,友だちや保護者等と心と体を通わせる活動を見せてもらった。コミュニケーションの基礎体験を子どもたちに提供し,その「よさ」を体感してもらおうと教師たちは考えたようだ。人権教育の基礎・基本を育む実践事例だ。
 新しい挑戦的な授業の導入とこれまでの実践の資産の継承は,決して矛盾しない。学校研究の成長と発展には,その両立,統合がむしろ必要だ。克明小学校の学校研究の軌跡が,それを端的に物語っている。

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