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2004.12.29

国語科における「正統的な」情報教育の展開

 27日,大阪教育大学附属平野小学校を会場として,第102回S&C勉強会が開催された。附小から2人,附中から4人の参加で,私も入れて合計7人で,いつものように,密な議論を繰り広げた。
 3つの提案や報告の中で,附小の栗田教諭による「筆者研究」の実践報告についてコメントしておこう。附小では,第3学年から第6学年まで,各年度に1名の作家を取り上げる,筆者研究の単元を設定している。そこでは,例えば,子どもたちが,同じ作者の複数の著作を比較読みしてそれらに共通する内容・表現の特徴を見出す,それと時代・社会背景との関係性を構築するといった追究活動に従事する。考察結果を作家自身に批評してもらったりもする。
 国語教育と情報教育の接点を,このような学習にも求めたいと思う。両者の関係を,伝え合う力の育成に焦点化しすぎるのは避けたい。なぜならば,教科教育と情報教育の接点は,その教科の親学問の研究方法論を土台すべきだからだ。「筆者研究」は,文学研究の方法論を踏まえているという意味で,国語科における「正統的な」情報教育の展開だ。

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