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2005.02.23

あなたの学校の「学力実態」は?

 私たちは,学力向上について検討する際に,子どもたちの学力を3つの要素から成る,総合的なものであると定義している。教科学力(関心・意欲・態度,思考・判断,技能・表現,知識・理解),学びの基礎力(豊かな基礎体験,学びに向かう力,自ら学ぶ力,学びを律する力),そして生きる力(問題解決力,社会的実践力,豊かな心,自己成長力)である。その実態についてであるが,ベネッセ教育総研との共同研究で実施した学力調査の結果によると,次のような5つの基本パターン(理想型,平均型,不振型,特色型,弱点型)が確認されている。
(1)理想型
 あらゆる学力が平均値を大きく越えている学校である。学力形成において,何ら問題がない。小中学校ともに,このような学校の存在が確認された。
(2)平均型
 3つの学力のいずれについても,平均点近くの得点を得ている場合である。学力実態に大きな問題がないとも言えるが,学力形成について,学校としての特色に欠けるとも言える。
(3)不振型
 (1)とは反対に,あらゆる学力の得点が平均を大きく下回っている学校である。学力向上が学校の焦眉の課題になる。 
(4)特色型
 ある学力だけが,平均点を大きく越え,その充実が目立つ一方で,残る学力については,それほど高い得点が得られていない,ないしはむしろ平均点を下回っている場合である。後者の学力の向上が教師たちの課題となる。理論的には,教科学力,学びの基礎力,生きる力のそれぞれについて,それが特長となる学校が考えられるが,調査結果によると,教科学力の高さを特色とする場合がこのパターンの大半を占めた。
(5)弱点型
 (4)とは反対に,ある学力だけが,平均点を大きく下回り,その向上への取り組みの緊急性が高い場合である。このパターンには,教科学力が学校の弱点となっている場合と,学びの基礎力が学校において問題視される場合とが登場してきた。
 あなたの学校の「学力実態」は,どのパターンに近いだろうか?

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Comments

自分の学校はどうなのだろうと考えました。機会があれば、測ってみたいものです。

Posted by: YOSHIMA | 2005.02.24 at 08:03 AM

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