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2005.02.26

学力向上を目指す学校の改革プラン

 23日,ベネッセ教育総研との共同研究で実施した学力調査の結果から,学力実態には5つのパターン(理想型,平均型,不振型,特色型,弱点型)が確認されたことを記事にした。今日は,その続編として,よりよい学力を目指す学校の改革プランについて,紹介してみよう。
 不振型や弱点型の学力パターンから脱却し,理想型の学力パターンを示す学校に変貌を遂げるためには,いかなる学校改革に着手すればよいのであろうか。
 不振型と弱点型の多くの場合に共通しているのは,学校の経営力不足,すなわち,学校長等のリーダーシップ不足だ。これの充実が,子どもたちの学力向上への絶対的条件であることを,今回の調査研究は浮き彫りにしてくれた。
 弱点型から平均型へ,また特色型から理想型へと学力パターンを進化させる際に鍵を握っているのは,家庭の教育力であった。子どもたちの学力をよりバランスのよいものにする時には,教師,それを促す学校の取り組みだけでは十分ではなく,家庭の協力が特に重要になる。
 平均型と理想型の学力パターンを示す学校の違いは,教育力の量ではなく,質である。それはしかも,特定の教育力に限定されるものではなく,あらゆる教育力に共通する問題である。より具体的には,今日的な学力の育成に資する,教師による「プロジェクト的指導」の手だての充実,学校・家庭によるサポート体制の整備を意味している。
 なお,「学力向上を目指す学校の改革プラン」の詳細は,3月末に刊行される報告書をご覧いただきたい。

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Comments

木原先生、貴重のご示唆ありがとうございました。先生のお話から、ぼく(いち教諭)ができることは、やはり「授業の質を上げること」、「家庭教育の重要性と方法をより具体的に、継続的に、戦略的に伝えていくこと」だと思いました。来年度、このことを是非実施してみます。

Posted by: みやくん | 2005.02.27 at 06:21 AM

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