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2005.02.08

梶田叡一先生に学んだこと(兵庫教育大学学長就任のお祝いパーティーに参加して)

 8日,新大阪で,梶田叡一先生の兵庫教育大学学長就任のお祝いパーティーが催された。私も参加した。梶田先生は,教育評価や自己教育論の第一人者で,私が大阪大学人間科学部・大学院人間科学研究科に在学していた時代,隣の教育心理学講座に助教授・教授としてお務めだった(私は,水越敏行先生が教授の教育技術学講座に在籍していた)。直接,卒論や修論等をご指導いただいたわけではないが,それでも,学部3年の時から大学院博士後期課程3年中退まで,7年間も梶田先生の講義や演習に参加した。当然,梶田先生のご研究に影響を受けた。
 梶田先生から学んだことは数多いが,ここでは,3つだけ紹介したいと思う。まずは,教育評価の体系である。有斐閣から出版されている『教育評価』(第2版)には,梶田先生が提唱されている教育評価理論が整理されている。特に,教育評価の基本枠組み,それを生かした教育実践の方法論等は,授業研究やカリキュラム開発を推進する際に,たいへん参考になる。今なお,私は,教育評価について検討する時には,この書をひもとく。
 続いて,自己教育力の構造モデルである。自信・プライド・安定性を基底におく,このモデルは,学校が育む子どもの能力・資質,その主柱を考える際の普遍的な原理を示唆している。
 加えて,梶田先生独特の授業のプロセスモデルだ。開・示・吾・入,守・破・離などのキーワードで語られる授業論は,西欧の授業モデルにはない特徴と味わいを有している。教育という営みは,民族や風土によって規定される部分が少なくない。そうした点から,和製授業モデルを提案しようとする梶田先生の志向性を,私も,自らの授業研究や教師研究にいい形で吸収させてもらいたいと思う。

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