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2005.05.10

卒論指導の糧

 昨日,「公文式学習の意義と問題点」をテーマとする学生を相手に,卒論指導をした。その前の指導の際に,『授業の設計入門』(沼野一男著)や水道方式に関する書物を手渡して,それらを比較することを指示しておいた。今回の指導では,それに,完全習得学習に関するものを加えた。
 卒論指導の際に,学校現場とのつきあい方については,自らの経験でアドバイスができる。文献の購読については,「財産」がものを言う。つまり,文献(論文や著書)をすぐに手渡すことができるか,それをどう解読するかを適切に指示できるかが問われる
 今回の指導は,そういった意味では,合格点だ。それにしても,本棚から取り出して学生に手渡したのは,なんと自分が学部3年生の時代に,当時教育心理学研究室の助教授でいらっしゃった梶田叡一先生から頂戴した本だった。
 大阪大学から岡山大学,そして大阪市立大学へ,また,市大内でも1度,研究室の引っ越しを経験した。その度に,いくつかの図書を廃棄せざるを得なかったが,教育方法学,とりわけ学習指導法に関するものは,すぐに使いはしないと分かっていても,保持してきた。それが功を奏した。卒論指導の糧となった。

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