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2005.05.11

今年度も小中連携がブーム,でも――

 本日,研究室に,3本の講師依頼電話がかかってきた。そのうち,2本が小中連携の実践研究に関する支援を要請するものであった。その他に,メールでは,ある地域の小中連携研究の訪問日を決定したり,小中の教師が合同でおこなう英語活動の授業内容に関する連絡を受けたりした。『小中連携デー』だった。
 ここ1,2年,こうした依頼が確かに増えている。文部科学省の方針もあって,小中連携は制度,カリキュラム,教育方法にわたって,試行が重ねられている。ただ,いくつかの地域の実践を眺めて思うのは,「葛藤」を経ない連携は充実しにくいということだ。教育観や実践史,置かれた条件や制約など,同じ地域に位置する小学校と中学校であっても,その間には,簡単には越えられない溝があるのが普通だ。それは,教師たちに,ある種の衝突をもたらす。しかし,だからこそ,その溝が埋まった後は,対等互恵の関係が生まれる。互いの悩みや苦しみに共感できるからだ。同僚性が生まれるからだ。
 小中連携がカリキュラムや指導法を刷新する可能性を秘めているがゆえに,これが,たんなるブーム,形式主義に終わらないでもらいたいと切望している。読者の学校が取り組む連携はどうだろうか?

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