« 放送教育指導者養成講座「虎の穴」の特徴 | Main | 日本教育工学会の6月シンポジウム(「ワークショップの意義と課題-教育工学からのアプローチ」) »

2005.06.17

全放連・学力向上プロジェクトの研究授業(第1弾)

 全国放送教育研究会連盟では,昨年度まで,教育放送デジタル化対応ミレニアムプロジェクトを推進してきた。今年度,それを発展させるべく,「放送学習による学力向上プロジェクト」(仮称)を立ち上げることとなった。
 このポスト・デジプロでは,メンバー各人の実践と全員参加での研究授業の二本立て,首都圏メンバーと地方メンバーのオンラインコミュニケーションといった活動が繰り広げられる。また,リーフレットや報告書,ホームページにおける研究知見の公開,全国大会や教え方教室などでの報告なども,これまでの営みを継承し,発展させる。
 ポスト・デジプロの取り組みの第1弾として,28日に,川崎市立稲田小学校5年2組の佐藤 拓教諭が,NHK学校放送『わかる算数5年生』第4回「四角形がわかる」を活用した授業を実施する。この授業のねらいは,次のとおり。
 「番組では、四角形の分類の観点について、子ども達が自分の思考の過程を話す場面が多く出てくる。どのような観点をもてばいいのか、どこに注目すれば問題として成立するかを考えるきっかけとなることだろう。さらに視聴する子どもが『自分でもクイズを作ってみたい』『自分ならこんな四角形を問題にだすぞ』など、意欲的を喚起されると考えられる。また最後の問題の答えを考えることにより、さらに難しい分類にも挑戦するだろう。また番組ではわからなかった部分について番組ウェブでの再視聴や、番組沿ってもう一度考えるような教材が用意されている。それらを利用することで、一人ひとりの子どもの思考にあった学習を進めていくことができると考える。」
 番組とNHKデジタル教材を用いて,子どもたちの学習意欲を高め,彼らの多様な思考を引き出そうとする実践だ。これまでのデジプロでの取り組みを学力向上という今日的課題に適用する試みだ。番組やNHKデジタル教材の利用アイデアを呈するだけでなく,それを授業の成果=子どもたちの算数学力の向上へと結実させられるかどうか,デジプロで蓄積してきた実践以上に,授業評価をていねいに行うことが期待されよう
なお,明日18日夕方,土曜日にもかかわらず,佐藤実践のデザインに関する検討会が渋谷で開催される。私も,もちろん,参加する。

|

« 放送教育指導者養成講座「虎の穴」の特徴 | Main | 日本教育工学会の6月シンポジウム(「ワークショップの意義と課題-教育工学からのアプローチ」) »

Comments

木原先生、今日はお忙しい中、指導案検討会ありがとうございました。皆さんの意見を聞けば聞くほど、たくさんの課題をもちながら授業をしなければいけないことを実感します。研究授業当日まで、まだまだ解決しなければいけない問題が多々ありますが、今後ともよろしくお願いします。まずは事前調査、診断、なんとかがんばってやってみます。

Posted by: 佐藤 拓 | 2005.06.19 01:30 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 全放連・学力向上プロジェクトの研究授業(第1弾):

« 放送教育指導者養成講座「虎の穴」の特徴 | Main | 日本教育工学会の6月シンポジウム(「ワークショップの意義と課題-教育工学からのアプローチ」) »