久しぶりに教育方法学会で発表(予定)
本日,9月29・30日に,鹿児島大学を会場にして催される,日本教育方法学会の一般研究発表の申込に関する作業に従事した。この学会には,5年ぶりに参加し,発表することになる。今回発表を予定している研究はこの学会での発表がふさわしいと判断したからだ。ちなみに,理事を務める日本教育メディア学会がなんと同じ日に東京学芸大学で年次大会を開催する。そちらにも行くべきなのだが,方法学会を優先せざるを得ないだろう。
報告は,本学の研究紀要たる,「人文研究」に投稿し,査読を受けて採録された,「カリキュラム・コーディネータの力量形成過程」に関するものを構想している。あるベテラン教師のライフストーリーを聞き取り,彼が繰り広げるコーディネーション方策との関係性をモデルに描いた研究である。どのような反応があるだろうか――。
ところで,実は,教育方法学会は,今から19年前に私が初めて口頭発表した,想い出の舞台である。あれは,立教大学を会場とする大会だった。今からすると信じられないくらい緊張していた。司会の方が「元気のいい発表ですね」とコメントするぐらい,大きな声を出していた。抑揚をつけたり,聴衆に語りかけたりする余裕がまったくなかった。
発表は,あまりよい出来ではなく,池袋を,トボトボと肩を落として歩いたことをよく覚えている。ああならないように,きちんと準備して,鹿児島に向かおう(もちろん,その時も,それなりに準備はしたつもりだったのだが――)。
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