放送教育指導者養成講座「虎の穴」の特徴
16日,ある大学の研究者たちと教員向けe-Learningについて議論した。その中で,放送教育指導者養成講座「虎の穴」の特徴について,質問されたので,自分なりに回答した。それにより,自分でもあらためて,次のような特徴について考えることとなった。
まず,1つ目は,その対象だ。「虎の穴」は,「指導者」候補生を対象とする,リーダー養成の教員プログラムである。
2つ目は,その課題内容だ。初年度,指導者に必要とされる能力・資質を私と静岡大学の堀田さんで検討して,課題内容の骨組みを作った。他の教員研修には見あたらない,例えば「放送教育全国大会の日程デザイン」とか「番組の分類作業」といった課題が用意されている。
3つ目は,メンター制度だ。参加者たる中堅教師たちは,講座の卒業生から成る教師たちからメンタリングを受けて,課題解決に従事する。それにより,上述したような課題,それに取り組む意義が伝承されるし,教師ネットワークも構築される。また,メンターにとっても,課題への再挑戦,教えることによって学ぶという機会が提供されることになる。
今年度の5期生の取り組みも充実している。3つの特徴が継承されているから。
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Comments
「虎の穴」についての明確な説明、あらためて勉強になりました。
リーダー養成の教員プログラムであること、他の教員研修には無い特化した課題内容であること、メンターシステムによる継承が確実に行われていること。
これらを大事に今後も発展させていきたいなとOBとして感じました。
更に発展系が、このブログで紹介されるよう、がんばりたいと思います。
Posted by: joji | 2005.06.19 12:05 AM