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2005.06.02

小中一貫教育の教育特区(堺市立さきつ野小中学校)

2日,大阪府堺市立さつき野小・中学校の合同研修会に参加した。同小中学校は,今年度より教育特区に指定され,キャリア教育を主柱とする,小中一貫教育を展開している。
 今日は,もともと中学校籍の教員が,小学校6年生の社会科を指導している授業を見学した。彼は,小学校4~6年6クラスすべての社会科の指導を担当している(中学校では3時間社会科を指導)。DSC08896

 本日の授業は,中学校教員の小学生を対象とする授業の可能性と課題が確認された。例えば,非常に指導内容が濃かった。聖武天皇の国分寺建立などを扱っていたが,例えば国分寺の地名が今も各地に残っていること,遷都の理由の一つに伝染病患者の隔離が意図されたことなど,高度な内容も一部導入された。授業者は,いわゆる「発展的な学習」のあり方を示してくれた。写真のようなIT活用によるプレゼンテーションも見事だった。
 しかし同時に,例えば,指示の徹底,当該学年の漢字の使用,グループでの話し合いの時間確保などの点において,小学校のきめ細かな指導との差が大きく,子どもたちがそれに戸惑う危険性も示唆された。
 さきつ野小・中学校の一貫教育はまだ始まったばかりである。本日の授業は,小中学校の双方の教師たちにとって,提案性のあるものだと思う。この授業は,私の提案により,急遽企画されたものだ。けれども,授業があったからこそ,小中一貫教育の具体的課題を掴めたと思う。やはり学校の実践研究は,授業研究をベースにしてこそ,飛躍する。

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