2つの小学校の合同研修会(学力調査の実施・分析・活用を視点とする学校間コラボレーション)
26日,府内のある地域で催された,2つの小学校の合同研修会に参加した。2校は同じ市に属するが,別の中学校区に位置する。研究テーマも違う。では,どうして合同研修会なのか。
実は,両校とも,昨年度,総合学力研究会(事務局:ベネッセ教育研究開発センター)が開発した総合学力調査及び総合教育力調査を実施している。だから,研究テーマを異にしていても,調査を踏まえて学校の取り組みを診断したり,授業改善やカリキュラム開発を進展させたりすることを大切にしているという点では共通点を有しているのが,本日の合同研修会開催の理由であった。
私なりに両校の調査結果を分析し,その読み解き方を解説した。同時に,両校の取り組みの異同,特に,共通に抱えている実践課題(保護者・地域住民とのパートナーシップ,IT活用,目標に準拠した評価の展開)について,他校の実践例を参照しながら,それにチャレンジするポイントを指摘した。
企画・運営に改善の余地があるとはいえ,学力調査の実施・分析・活用を視点とする学校間コラボレーションの可能性を感じられた研修会だった。
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