教育課程の編成から経営へ(高階玲治編著『信頼に応える「教育課程経営」力』,ぎょうせいを読んで)
「ぎょうせい」より刊行予定の単著『教師が磨き合う学校研究』の原稿執筆のため,学校研究推進に関する著書を読んでいる。
その一環で,高階玲治編著『信頼に応える「教育課程経営」力』を読んだ。教育課程,カリキュラムが静的なものではなく,常に評価・改善を図る動的なものであるという意味で,編者は,教育課程は編成するだけではなく,「計画段階で意図した教育実現が達成したかどうかについて,指導後の点検・評価,改善を行う」ものであると説く。共感できる。
加えて,私は,教育課程の経営は,それが学校を基盤として展開され,同時に,その際にはなんらかの意味でオリジナリティがあるものが目指されるべきだと思う。そして,その営みならば,教育課程の経営よりも,「カリキュラム開発」と呼ぶにふさわしいのではないか。
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