学会発表までのアプローチ(教育方法学会発表要旨集用原稿の作成)
本日,9月29・30日に,鹿児島大学を会場にして催される,日本教育方法学会の自由研究発表を予定している者で,発表要旨集用原稿の読み合わせをおこなった。3人の院生や研究生のものについて,私なりにコメントした。また,今後,彼ら同士のさらなる点検を促しておいた。
学会発表までのアプローチは,当たり前だが,ていねいな方がよい。原稿の字数を埋めるのはそう難しくないし,当日のプレゼンテーション用のスライドもすぐ作れる。しかし,大切なことは,読み手や聞き手を魅了する発表となるように,その構成や表現に工夫を重ねることである。もちろん,何度も見直しをしても,原稿や発表は完璧にはならない。しかし,見直しを重ねれば重ねるほど,それは,分かりやすい,伝わりやすいものになっていく。学会発表までのアプローチは,終わりはないが,それに払った努力に見合う成果をもたらしてくれる。
学会発表までに,何度も指導教官や院生仲間に原稿を読んでもらったり,発表を聞いてもらったりするといい。批判的なコメントをもらうのは嫌なものだが,それを繰り返していると,次第に自分自身で他者の状況に身を置き,受け手がひっかかりやすい箇所が見えるようになるものだから。
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