「授業研究論特講」(和歌山大学教育学部での集中講義)3日目
本日もまたまた,和歌山大学教育学部教育実践教室の専門科目「授業研究論特講」の集中講義を担当した。今日は,「授業研究」と「カリキュラム開発」や「教師の成長」の接点という,授業研究の新展開について解説したり,受講生に考えてもらったりした。
「授業研究」と「カリキュラム開発」の接点については,カリキュラムの語源やカリキュラム開発の基本枠組みを整理するとともに,「総合的な学習の時間」,「選択教科」そして「少人数指導」等に関する実践動向や事例を紹介した。また,それらが授業研究の基本たる,授業の設計・実施・評価の研究に与える影響,例えば,「共同的意思決定」などを確認した。
「少人数指導」のパートでは,実際にある指導計画に記された目標に対する評価規準・判断基準を作成するという演習を導入した。評価規準等の作成は,学校現場の先生方でも戸惑っている課題だから,受講生にとってみれば,けっこう難しかったであろう。けれども,このような体験はきっと彼らの教育実習に役立つはずだ。
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