学力向上をめざした授業実践(日本教育工学会第21回全国大会・シンポジウム1B)
9月23日,徳島大学を会場とする,日本教育工学会第21回全国大会が始まった。今日は一般研究とシンポジウムが催された。後者のテーマは,「学力向上をめざした授業実践」である。学力向上に資する授業実践を3人の実践者が語り,それを関係する研究者が解説するという,なかなかユニークな形式でシンポジウムは進められた。
報告された3つの実践は,よく練られたものだ。その設計ポイントは,学力向上を標榜する学校に招聘されて研究授業を見せてもらい,それを批評する際に私が用いる視点と,かなり重複するように感じた。ただ,多くの学校と共同的関係を築いている私の立場からすると,「授業実践」をカリキュラムレベル,学校経営レベルに位置づけてレポートしてもらいたいとも思った。
明日は,よく似たテーマ「学力向上と教育工学」でシンポジウム2が開催され,私も登壇する。その際に,「学校を基盤とする学力向上アプローチ」を強調したい。
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