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2005.09.11

研究主任の能力・資質(黒上晴夫「校内研究・研修の組織・運営」から)

 尊敬する先輩,黒上晴夫先生(関西大学総合情報学部教授)は,「校内研究・研修の組織・運営」(水越・永岡編『学校の教育研究』,ぎょうせい,1995年)の中で,学校における研究のリーダーシップ,特に研究主任の能力・資質について,次の3つの要件を示している。
 ①教科等における授業研究を積んできていること
 ②教育課程や教育方法に関する理論書を読んでいること
 ③権威主義でなく人望が厚いこと
 ①は同僚に対して実践的なアドバイスをする際に必要になるだろうし,②は様々な教師の取り組みを俯瞰する図式を提案するために欠かせない。そして,③は学校研究という組織的活動を企画・運営するための前提条件であろう。
 この③に関わる問題として,私は,「同僚に対して個別的な配慮ができること」を重視している。同僚間の経験やこだわり等の違いを踏まえて,個別的にアドバイスやエールを送ることができる,彼らが取り組む実践の多様性を認めた上で,その共通項を導出したり,その関連性を指摘したりできる。そういう研究主任が在籍する学校の実践研究には,新奇性や独自性,継続性や発展性を確認できる。
 読者の学校にはそういう方がいるだろうか。また,読者自身がそうありたいと努めているだろうか。

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Comments

 とても参考になるお話でした。研究主任だけではなく、中堅教員として身につけておくことだと思います。特に③について、後輩の教員には、一人一人に違ったアドバイスをしているような気がします。②については、まだまだ勉強不足です。

Posted by: みやくん | 2005.09.13 at 03:09 AM

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