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2005.09.14

研究推進委員会の職務内容(羽豆成二編著『小学校 校内研究・研修の進め方』から)

 羽豆成二編著『小学校 校内研究・研修の進め方』(文教書院,1993年)を読んだ。この本は,校内研究・研修の意義,推進手続き,事例等が記された良書だ。特に,研究集録の構成や研究発表会のプログラムについても,その原理やパターンまで言及されていた。自分が『教師が磨き合う学校研究』において提案しようとしている内容の一部が既に報告されていて少々悔しかったし,同時に,この書が世に出てから10年以上も経っているのだから,これを乗り越える内容を提案しないといけないと意を新たにした。
 この書の中に「研究推進委員会の職務内容」という項目があった(pp.54-55)。それによれば,委員会の仕事は,次のような範囲に及ぶ。
・年度の研究・研修に対する基本方針の提示
・地域や児童の実態や現状の把握と分析
・社会の要請や動向の把握
・研究主題設定に関する原案作成
・研究推進のための研究会・研修会のもち方(全体会,分科会,教科部会など)の原案作成
・年間研究計画・月別研究計画の原案作成
・分科会などの各部会との連絡調整
・授業研究会,講演会などの原案作成
・講師,助言者などの研究・研修に関する指導者のリストアップと招聘
・研究・研修に関する情報や資料の収集と提供
・研究紀要や年報などの作成
・年間の研究・研修の計画の評価と今後の課題のまとめ
 かなりの重責を研究推進委員会が担っていることが分かる。今日,これに,小中連携の実践的リーダーシップ,保護者等への説明責任用の基礎資料の作成,学校ホームページにおける研究成果等の発信,学力調査や授業評価実施のイニシアチブなどが含まれることになろう。

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Comments

 現在大学院生である私にとって、野田敏孝著『初めての教育論文-現場教師が研究論文を書くための65のポイント-』(北大路書房,2005年)をご紹介戴いてから、木原先生の書籍紹介は楽しみである。今は、大学の附属図書館を通して他大学所蔵の著書が借用できるため、結構スムーズに著書を手にすることができる。しかし、来年度からはもっとフットワークよくしないと著書に触れる機会がなくなる。先日ご紹介戴いた『学校の教育研究』本日の『小学校校内研究・研修の進め方』は読書衝動に駆られた。

Posted by: はやし | 2005.09.15 at 09:13 AM

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