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2005.09.16

学校研究のテーマ――その要件

 原稿執筆で参照しなければならなかったので,久しぶりに,水越敏行著『授業改造と学校研究の方法』(明治図書,1985年)を読んだ。これは,水越先生が雑誌「悠」(ぎょうせい)の連載に加筆して,他社から単行本として出版なさったものだ。私が大阪大学人間科学部教育技術学講座の1学部生としてお手伝いをした,学校研究の診断・評価についても,最終章に叙述されている。
 今,私も,似たような内容の「悠」の連載原稿を単行本にまとめつつある(ただし,同じ「ぎょうせい」からではあるが)。この本に学びながら――。
 さて,この著書の中で,学校研究のテーマの要件について,水越先生は,次のように整理なさっている。
A 時代の教育視聴を反映し,三年から五年先の先導的志向性をもつもの。
B 理念的なもの,生涯教育の目標になるようなものは避ける。いいかえると,教科や学年のちがいを越えて,共通に取り組めて,しかも象徴的なキーワードをもつもの。
C 先行研究がされているもの,具体的な解決の手がかりが考えられるもの。
D その学校の伝統,スクールカラー,児童生徒の実態,地域の特性を反映したもの。(p.13)
 「なるほど」と思う。4つの要件をすべて満たしているテーマには,そう簡単には出会えない。しかし,それがある学校の研究は確かに充実している。
 読者の学校の研究テーマはどうだろうか――。

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