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2005.10.03

学会における「質問」の難しさ(日本教育方法学会第41回大会)

 昨日,一昨日,鹿児島大学教育学部を会場にして,日本教育方法学会第41回大会が催された。私自身も久しぶりに,この学会の自由研究セッションで発表したし,院生や研究生もそれぞれ,初めての者も含めて,何度も練習して,研究発表に臨んだ。彼らの発表にはもちろん悪いところ,弱い部分があるが,少なくとも,研究の目的をはっきり述べること,それに応じた結論をアピールすることはできていたように思う。
 発表に対して,いくつかの質問を受けた。その中には,残念ながら,自らの思いを述べているだけで,研究の論理的一貫性や方法論の妥当性に対する,理性的な質問とは思えないものがあった。
 学会における「質問」は難しい。実は発表よりも,その人の研究力が問われる。発表者の研究の枠組みを理解し,その上で,当人さえ気づいていない,論理の破綻を鋭く指摘しなければならないからだ。自分の価値を相手にぶつけることが学会における質問ではないと私は思う。それでは,建設的,学術的な議論にならないからだ。
 自分自身そうありたいと願って学会会場に足を運んできたつもりであるが,いっそうそれを徹底したい,しなければならないと思う。

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