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2005.10.17

学力向上コーディネータ設置の提案(A市の学力向上推進委員会に参加して)

 本日も,A市の学力向上推進委員会に出席した。本年度,第3回目の会議だ。事務局から,次年度の学力調査の実施枠組みや学力向上施策の骨子が示された。
 私は,「学力向上へのアプローチには王道はない」,「各学校の個別的な学力向上アクションが大切だ」とこの委員会でも主張してきた。だから事務局の施策案には登場しなかったものとして,各学校における『学力向上コーディネータ』の設置を提案した。自分が研究している,カリキュラム・コーディネータや研究主任の各学校における重要性を学力向上の実践課題に応用したものだ。
 学力向上のためのカリキュラムの開発や教員間の連携の促進,家庭や地域とのパートナーシップの充実のためには,リーダーが必要である。多様な施策のうち,どれを各学校の持ち味とするかを,学校の実践史や置かれた条件を踏まえながら,同定し,実践に反映させるには,複眼的視点と多様な知識と他者を説得するコミュニケーション技法が必要とされるからだ。そうした人材の発掘と活躍の舞台の提供,それによる「学校力」の向上は,学力向上の鍵を握ると思われる。彼らに実践的なリーダーシップを発揮してもらえるよう,A市の教育委員会は,例えば彼らの授業数を減じるといった処遇を施すなど,そのシステムを整えてくれるであろうか――。

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Comments

学力コーディネーターの配置について。
 確かに教員の中にリーダーが2、3人いると学校運営は順調に行くと思います。しかし、学校によっては、教科指導と生活指導とを区別できず、生徒指導に傾斜しないとうまくいかないこともあります。教員が教科指導に重点的に取り組める環境になることを望む一人です。
 学校、地域、家庭が連携できているところから学びたいのですが…。

Posted by: はやし | 2005.10.18 at 12:14 AM

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