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2005.10.01

研究授業・公開授業におけるチャレンジ(広島県府中市立上下北小学校の研究発表会)

 先日も報告したように,29日,広島県府中市立上下北小学校で研究発表会が催された。同校の教師たちは,「コミュニケーション能力を高め,基礎・基本の定着を図る授業づくり」という研修主題の下,6つの授業等が公開された。この学校の教師たちは,授業をデザインするにあたって,いつもチャレンジ精神を発揮している。換言すれば,これまでの自らの授業実践史にない要素を盛り込んだ授業を提案する。
 例えば,4年生の国語の授業では福祉の問題に関する発表会が企画・運営され,それを目指して子どもたちは,自らの発表の内容,その構成を磨いていく。これまでにも学級担任はそのような「伝え合う力」を育成する単元を設定していたが,この日の授業には,6年生の教師が参画して,表現の師匠として,子どもたちのシナリオや発表の工夫をていねいに評価する役割を担っていた。
 英語活動の集大成たる英語劇も,バージョンアップしている。一昨年度は「オズの魔法使い」,昨年度は「ライオンキング」だったストーリーが「千と千尋の神隠し」に変わり,内容が複雑になっている。また,ミュージカルの要素がふんだんに取り込まれ,劇中でのダンスや歌唱が劇を盛り上げていた。加えて,上演までの過程でも,アーティストグループが背景の絵を,デザイングループが衣装を,そしてジャーナリストグループが上演までの記録を担当し,英語劇をプロジェクト学習として性格づけていた。
 新しい授業にチャレンジしているのだから,当然,授業中には失敗も出てくる。しかし,それでかまわない。研究授業や公開授業は,提案性が大事だ。その授業者にとってのチャレンジ性があれば,それをめぐって,授業後の協議は,自然と熱を帯びるから。

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