授業研究の方法論(18年度の「教育学研究法Ⅱ」)
先日,早くも次年度のシラバスを提出した(年々提出締め切りが早くなる)。次年度は,我が教育学コースのカリキュラムが刷新される。その一環として,湯浅先生(ご専門はと区別支援教育や教授学等)と私で「教育学研究法Ⅱ」をいう科目を担当する。これは,授業研究の方法論に関する科目だ。市内及び府内の学校現場をフィールドとして,授業研究に関わる問題設定,それを追究するための方法論,データの分析・考察方法を,実習を通じて受講生に会得してもらうものだ。
シラバスは次のとおり。
教育学研究法Ⅱ(第1部)
Training Program for Classroom Research
湯浅恭正 教授 木原俊行 助教授
講義内容 本講義では,受講生に,教育学研究の方法論,特に授業やカリキュラムに関する研究を進めるための方法論を習得してもらう。
具体的には,授業や教師に対するインタビューの記録や分析の方法,指導案や単元計画の収集・分析方法など,授業やカリキュラムに関わる実証的研究をデザインし,実施する際に必要とされる理法と技法を受講生に紹介し,実習によってそれらを獲得してもらう。
このような実践的な知識とスキルは,臨床的な活動によってしか会得できないので,本講義には,事例研究,とりわけ実際の学校現場におけるリサーチ活動を導入する。また,その対象には,通常学級だけでなく,障害児学級・養護学校等の取り組みも含まれる。
テキスト 特になし
参考書 『授業研究の方法論』(水越敏行著,明治図書) 『授業研究の基礎知識』(恒吉宏典・深澤宏明編,明治図書)
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