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2005.11.30

小中連携推進のための人事システム(浜松市立雄踏小中学校の共同研究)

 30日,浜松市立雄踏中学校の理科の授業を見学し,同地域の雄踏小学校と共同で展開している「小中連携による基礎学力定着」の営みの一端にふれた。両校は,学習指導連携部,生徒指導連携部,そして交流連携部に分かれて,つまり,3つの側面から,小中連携を推進している。今日は,学習指導連携部の取り組みの一環として,第2学年の単元「化学変化と分子,原子」のうち,「酸素と鉄の化合」を扱う授業が公開され,それを題材にした協議が催された。
 授業者は,小学校での「化学変化」の学習経験を発展させるべく,変化の要因の分析,それを各生徒が1人で実験をおこなうというスタイルの採用などにより,科学的な思考と観察・実験の技能・表現を育もうとしていた。それは,両校の理科教育に共通する重点項目とのことだった。雄踏小中学校は,何度も合同研修会を重ねて,こうした共通点を同定している。DSC02018
 ところで,授業者は,小中学校の教員免許を有し,かつて雄踏小学校でこのクラスの生徒の一部を指導した経験を持つ。つまり,子どもたちとともに「進学」してきたのだ。だから,例えば指示がていねいであるとか,子どもたちとの距離を短くするといった,小学校教員に必要とされる指導技術に長けている。このクラスの生徒の学習への集中力が高く,活動がきびきびしていたのは,様々な理由があるだろうが,その1つとして,小学校の指導経験に立脚した,授業者のきめ細かな指導が挙げられることは間違いなかろう。ちなみに,雄踏小中学校では,こうしたケースを毎年のように設けているらしい。
 小中連携には,その架け橋となるコーディネータが必要であると私も常々主張してきたが,この地域の「小中連携推進のための人事システム」を眺めて,いっそうそう思った。

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