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2005.11.11

小中一貫教育の成果,その証(周参見町立周参見小中学校の公開研究会から)

 11日,和歌山県西牟婁郡の周参見町立周参見小・中学校の公開研究会が催された。両校は,小中一貫教育に関するカリキュラム開発で,文部科学省の研究開発学校の指定を受け,3年間,その具体化に努めた。
 そのレパートリーは,秀逸だ。新教科ソーシャルスキル等の9年間カリキュラム,小学校6年生と中学校1年生の合同学習,教員の授業交換,それらの布石ともなる合同研修,中学校の行事等を知らせる掲示板の設置(小学校内)など,小中の連携や一貫教育を推進するためのアイデアの数々が本日の研究報告で語られ,研究紀要で文章化された。これらに取り組む地域の学校現場の先生方には,ぜひ入手して購読なされることをお勧めする。DSC01510
 そして,それらは机上の空論ではない。ちゃんと子どもたちの成長に結実している。写真をご覧いただきたい。本日の研究会のアトラクションは,小学校高学年の児童のマーチングバンドによる演奏等であった。昼休憩の時間帯なのに,中学生がそれを暖かく見守っている。やがて中学校に進学してくる後輩の活躍を真剣に見つめている。体育館の2階にまで上がって,小学生が演ずるアトラクションに中学生がどのような眼差しを向けているかを注視する人(私)がいるなんて,彼ら自身も,中学校の指導者も予想していなかったであろう。いや,たとえ予想できたにしても,子どもたちの交流が希薄であったら,あんなに真剣な眼差しを向け続けることは不可能だ。子どもたちが交流が,そしてそれを育んだ教師たちの連携が本物であったことの証であろう。

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Comments

今日(11月14日)の朝日新聞の「weekly教育」にも、広島の小中一貫教育の研究発表会のことが特集されていました。

小学1年生なら6歳、中学3年生なら15歳と、かなりの年齢差がある中での交流や共同学習などで、始めは嫌がっていた子ども達も、子ども達なりに色々と学ぶところが多いようですね。

ところで、こういう研究会って、私たちのような一般の学生も参加できるのでしょうか。

Posted by: 松リン | 2005.11.14 at 09:27 PM

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