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2005.12.23

「学校・家庭・地域でつくる学習習慣」(ぎょうせい『悠』2006年1月号)

 先日,『悠』(ぎょうせい)の2006年1月号が届いた。この号の特集は,「学校・家庭・地域でつくる学習習慣」だ。子どもの学習習慣の実態,それを育成するための提言や実践レポートなどが掲載されている。我々の研究グループが提案している,「学びの基礎力」の1側面が生活習慣や学習習慣なので,特集を興味を持って読んだ。
 注目したのは,甲府市立西中学校のケースについてのレポートだ。私が常々主張している,学習習慣形成のリニューアルに呼応した実践が紹介されていたからだ。学習習慣の育成は,ある程度,それを子どもに強制したり,その型を体得させたりすることが必要だ。しかし,それだけでは,今の子どもたちだと,何割,何パーセントかは嫌気がさして逃避するであろう。数十年前と子ども文化が,彼らをめぐる社会的状況が異なるからだ。
 西中学校の実践では,例えば「語彙」を豊かにするためのプリントがよく工夫されている。具体的には,「質量保存」と「インカ帝国」という言葉を連結させるために,その間に入る4つの言葉を探すという課題にグループで取り組むためのワークシートである。このワークシートへの取り組みは,子どもにとって単純な暗記作業ではなく,知的好奇心をくすぐられる探究だ。また数名のメンバーによるリレーにより1週間で完成させなければならないという形式を採っているから,プチプロジェクト(期限は1週間)の趣がある。
 学習習慣の形成は,教育実践の普遍的なテーマの1つだ。その重要性は,昔も今も,そして将来もいささかも衰えることはあるまい。しかしだからこそ,そのリニューアルが切望されよう

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