「山の分校の記録」のパワー(宝塚造形芸術大学「教育の方法及び技術」等にて)
今日は,宝塚造形芸術大学における「教育の方法及び技術」等の集中講義,第3日目だ。朝は晴れていたが,午後から粉雪の舞う天気。向こうに見える大阪は日が差しているようなのに。どうもこの大学は,雪と縁が深いようだ。
本日は,メディアの教育利用に話を移した。まず午前中は,放送教育だ。その原点たる「山の分校の記録」映像は,実にパワフルで,学生も見入っていた(まあ,私の手法,映像を前半の終わりで止めて,以降の子どもたちの変容を予想させ,それを後半で確かめさせるという課題もヒットしているとは思うが)。続いて,放送教育のデジタル化についても話題提供をした。今度は,「先生のための教え方大全集」だ。自分で出演しているのは,あまり受けなかったみたい――悲しい。
ちなみに,午後は,教育の情報化と情報教育についてだった。昔の教育トゥディ等の映像を用いて,学校のインテリジェント化の模様や情報教育の典型例を示したりした。
今日で,集中講義もほぼ終わり。明日の朝,1コマ目でメディア・リテラシーについて解説し,最後にテストが待っている。学生さんは,私が工夫したテストに果たして十分解答できるであろうか。
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Comments
「山の分校の記録」って、山奥の学校にレンタルのテレビが届いて…ってやつですか?
ウン、あれは確かに面白かったですね。
テレビが来ることであそこまで子どもたちの様子や意欲などが激変するとは…。
Posted by: 松リン | 2005.12.28 09:57 PM
“映像の力”にもっと自信を持つべきじゃないか、もっと番組を見てもらう努力・PRをするべきじゃないか、と、つい1週間ほど前に開催した「日本とことん見聞録」番組委員会で、先生方から強くアドバイス(叱咤激励)していただいたところでした。
若者たちが番組に興味を持つきっかけを、木原先生に作っていただけるのは何よりありがたいです。
Posted by: さくあゆ。@NED | 2005.12.28 12:24 AM