初任教師もなかなか――
本日は,某市の教育研究所が主催する教育課題研修講座「確かな学力を育むための指導と評価」に協力した。標題に関する講演の他,事例報告のコーディネーションやコメントも担当した。
実践事例を報告したのは,教職1年目の教師だ。第4学年の算数の面積に関するものだった。算数的な活動を上手に構成して,子どもたちの興味・関心を高めていた。また,「敷き詰め」教材の種類等を工夫して,子どもたちの数学的な考え方が磨かれるように,本時の展開を練っていた。
初任教師の授業力が問われることが多いが,例えば「数学的な活動」のように新しいコンセプトに基づく指導は,若い教師の新鮮な感性の方がよく吸収できるのかもしれない。評価計画もしっかりしていたし,初任教師もなかなかやるなと感心させられた。学校研究においても,若い教師に,自分の弱い部分ではなく,よいところを生かす授業を目指してもらうよう,研究主任等がアドバイスしてあげるといいだろう。
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