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2006.03.10

学校研究の歴史

 今,学校を単位とする実践研究=学校研究の歴史をたどっている。既に1900年ごろには,板書や発問に関する校内研修を確認できる。
 大正期の自由教育運動には,今日の学校研究の萌芽を見いだせる。この時期,いくつかの私立学校や師範附属において,新教科の設立などのカリキュラム開発への挑戦,実践記録の作成とその編集,授業の公開,研究会等の開催といった,今日まで連綿と続く実践研究スタイルが確立している。
 さらに,戦後新教育の時代の学校を単位とする実践研究では,大正自由教育の時代に萌芽したカリキュラム開発の思想と手続きを継承するとともに,それを拡張したり,精錬したりしている。それは,今日の学校研究に期待されている,R-PDCAサイクルに基づく授業改善やカリキュラム開発の原体験を広く教師たちに与えてくれた。
 学校研究の歴史は長い。現代の教師たちは,その歴史的土壌の上で,さらに新しい授業やカリキュラムに挑戦することになるのだから,その責任は重い。よき資産を見失ってはいけないし,さりとて同じことの繰り返しではすまされない。時代を越えた教師たちのコラボレーションであるし,対決でもある。

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