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2006.04.30

教師コミュニティの豊かさは実践が物語るから

 昨日,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)2期生の松浦さんの結婚披露パーティーが催されたことをブログで報告し,OBメーリングリストへの祝福コメントの投稿をお願いした。1日足らずの間にもう15名近くの卒業生からそれが投稿されている。私の呼びかけに応えてくれたOBたち,ありがとう。さすが,虎の穴の卒業生だね。結束力が強い。
 もちろん,教師コミュニティの豊かさは,「実践」で物語られるべきだ。だから,OBたちに期待したい――自分なりに新しい放送教育に挑戦して,それを全国大会(北海道大会)等で報告できるように備えることを。

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2006.04.29

Happy Wedding!(松浦さんの結婚披露パーティー)

 29日,なにわ放研のリーダーで,放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)2期生の結婚披露パーティーが梅田で催された。私も,参加した。Dsc03337Dsc03350 よき伴侶を得て,松浦さんの教職人生がいっそう充実するだろう。
 それにしても,なーんにも聞いていないのに,披露宴が始まっていきなりコメントを求められた。「生きる力」が問われる披露パーティーだった。
 虎の穴の卒業生たち,ぜひ,松浦さんへの祝福のコメントをOBメーリングリストに。

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2006.04.28

もうすぐ英国教育視察

 今年度もまた,英国の学校を訪問する。5月16日から23日までだ(ちなみにあんまり関係ないけれども23日は自分のバースデー)。今回は,在外研究で英国のブライトンに滞在なさっている和歌山大学の野中陽一先生が,ブライトン大学の受け入れ教官のサポートの下,訪問する学校のアレンジをしてくださった。ありがたい話だ(野中先生,ありがとうございます)。
 訪問の目的は,学校改革やカリキュラム開発を推進するためのリーダーシップグループの組織化について調べることにある。ここ数年間の英国訪問でも,学校長のリーダーシップやカリキュラムコーディネータの役割などについて聞き取りを続けてきたが,今回は,それがいかに組織的に展開されているかをつかんできたい。
 このブログでも,現地の様子をレポートする。

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2006.04.27

小中連携実践に関する研究発表会

 今年度も,私は,各地の学校の実践研究に学び,またそれをサポートする。今年は,小中連携に関するものが多い。
 研究発表会を催すところも少なくない。今の時点で日程が決まっているものについて,紹介しておこう。
6月23日(金)午後
 大阪府南河内郡千早赤阪村立こごせ幼稚園,同赤阪小学校,同千早小学校,同多聞小学校,同小吹台小学校,同中学校
10月28日(土)及び2月17日(金)
 大阪教育大学附属平野中学校及び小学校
11月21日(火)
 広島県府中市市立上下南小学校,同北小学校,同上下中学校

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2006.04.26

小中連携の進め方

 昨日,大阪教育大学附属平野小学校を会場として,第112回S&C勉強会(附属小中の教師の自主勉強会,もう10年以上継続している)が催された。附属小学校と同中学校の有志6名が参加して,インフォーマルに,図工と美術の研究テーマや研究内容を報告し合い,その共通項を確認した。
 双方とも実践研究を重ねてきた学校であり,そう簡単にはテーマ等が合致しない。連携の必要性や重要性は共通理解しているし,そのための努力を惜しまない姿勢ははっきりしているのに――。
 それでも議論を続けると,例えば鑑賞領域の指導が共通項になりうる,そのために同じ題材を用いた調査を実施するといった共同研究の視点が生まれてきた。私は,それらと並行して,小学校1年から中学校3年までの9年間の題材をどちらか(小学校の教科主任又は中学校の教科主任)がカリキュラムプランとして提案することを促した。9年間の体系が完璧でなくとも,たとえ矛盾をはらんでいても,できるだけ具体的,実践的な成果を志向し,それを少しずつ進展させることが小中連携の進め方として妥当であると思うからだ。

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2006.04.25

異校園連携の成果と課題

 本日,大阪府南河内郡千早赤阪村立千早中学校で,第1学年の英語科の授業を見学した。千早赤阪村内の幼稚園と4つの小学校,そして千早中学校は,昨年度から,研究開発学校の指定を受け,英語科や情報科のカリキュラム開発に着手している。
 本日の第1学年の英語科の授業では,クラスルームイングリッシュが駆使されたり,楽しいゲームが用意されたりして,子どもたちが1時間英語によるコミュニケーションに浸っていた。教師が英語で(good!とかexcellent!とほめて)生徒の発言や活動を賞賛している様子などは,外国の教室を彷彿させるものであった。Dsc03305これらの実践的コミュニケーションを重視した授業は,担当する教師が小学校の英語活動との共同研究の中で磨いてきた授業観,生徒たちがその中で培ってきた経験と能力に支えられていると思う。幼稚園との協力も含めて,この地域の異校園連携は着実に成果に結実している。
 この共同研究の中間成果は,早くも6月23日(金)に,公開授業を伴って披露される。外部評価を積極的に受けようとする姿勢にも敬服する。私も全体会のコーディネータとして参加する。読者にも,この日大阪府内唯一の村を訪問して,異校園連携の成果と課題について一緒に考えていただきたい。

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2006.04.24

全放連・学力向上プロジェクト2年度目のスタート

 全放連の研究活動,「放送学習による学力向上プロジェクト」の2年度目がスタートした。今年度は,松下教育研究財団の実践研究助成も受けているので,いっそう研究活動を充実させる必要があろう。Dsc03295
 今年度も,メンバーそれぞれが,学力向上と学校放送番組利用との接点を追究するが,昨年度以上にそれを発展させるために,私は,放送番組利用による学力向上の「年間プラン」を作成・提案してはどうかとアドバイスしてみた。学力向上は,ある単元の取り組みだけに限定されるものではなく,長期的なビジョンと実践に基づくものであるからだ。
 なお,今年度も,このプロジェクトでは,全国大会におけるリーフレットの配布,報告書の作成,研究会等での口頭報告,ホームページにおける情報発信といった,成果の公開にも腐心することになっている。

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2006.04.23

全放連・学力向上プロジェクトの研究報告書が完成!

 23日,渋谷のNHKで,「放送学習による学力向上プロジェクト」の報告書発送作業を手伝った。封筒を素早く折ること,テープを同じ長さにカットすることなど,こういう仕事に必要とされるスキルを,大学生時代に研究室の発送作業で磨いた。今日はそれを(いかんなく?)発揮した。Dsc03294
 17年度,プロジェクト1年目としては,なかなか充実した成果を呈することができたと思う。報告書では,メンバーそれぞれの実践報告が学力向上と学校放送番組利用との接点を追究した典型例としてレポートされている。また,それらの成果がある種のチェックリストとして集約されている。また,「学力向上」のテーマに即した授業研究会のスタイルも提案されている。
 放送教育についても,学力向上についても,最新の実践情報を盛り込んだ,よい報告書ができたと思う。興味のある方は全放連事務局に連絡して,この報告書をぜひ入手してもらいたい。

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2006.04.22

恩師との再会

 本日,金沢に来て,水越先生のご自宅を訪問した。10ヶ月ぶりの再会だ。4時間くらい,話をすることができた。恩師に会い,昔話に花を咲かせて,自分の来し方を振り返り,研究者としてのあり方を問い直すことができるのは,ありがたいことだ。とても感謝している。水越先生,長い時間ありがとうございました。

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2006.04.21

学校を基盤とするカリキュラム開発における「リーダーシップグループ」の役割

 本年度から3年間,科学研究費補助金による助成を受けて,「学校を基盤とするカリキュラム開発におけるリーダーシップグループの役割のモデル化」という研究課題を追究することになった。
 学校の置かれた条件や実践史を生かしたカリキュラムを構築するためには,それを推進するためのリーダーシップが必要だ。しかも,それは,学校長に,教頭(副校長),教務主任や研究主任が協力して,チームとして「重層的に」展開するものでなければ,実りをあげられない(教員の反発を招く,一過性のものに終わるなど)。ここ数年継続して訪問している英国の小中学校では,そうしたスタッフ陣を「リーダーシップグループ」と呼び,彼らは,互いに連携・協力して,学校改革,カリキュラム開発に従事していた。
 私は,2人の研究パートナー(大阪市立大学・矢野教授,愛知江南短期大学・森講師)とチームを組んで,我が国の小中学校における「学校を基盤とするカリキュラム開発」に成功している学校を対象として事例研究を展開し,「リーダーシップグループ」の組織化やその役割を記述する。また,それらと英国の事例を比較して,「リーダーシップグループ」の普遍的側面と我が国の独自性に留意しながら,そのモデルを開発する。

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2006.04.20

まもなく『教師が磨き合う学校研究』の刊行

 先日,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の著者再校を終え,ゲラを返却させていただいた。これで後は,刊行を待つばかりとなった。うまくいくと約1月後の5月20日頃に仕上がる予定だ。
 ぎょうせいの月刊教育雑誌『悠』の5月号の編集後記でも,編集の労をお願いした齋藤さんに,拙著について言及していただいた。丸1年ほどかかった,この出版物を読者にお届けできる日を心待ちにしている。
 ところで,先に博士学位論文をまとめた著書『授業研究と教師の成長』もそうしたのだが,和書でもその英文名を表又は裏表紙に記すのが,私の意向だ。今度もそうお願いした。読者の皆さんなら,どのような英文表記にされるだろうか。

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2006.04.19

4月3日に校内研究会を催す学校

 本日,ぎょうせいの月刊教育雑誌『悠』の2006年度5月号が届いた。この号では,「学校研究を支えるシステム」が特集テーマに据えられている。
 巻頭論文は,大先輩の村川雅弘先生(鳴門教育大学)の「学校研究を支えるシステム構築に向けて」だ。そこで,長崎県の小学校の校内研修会が紹介されていた。なんと,4月3日に校内研究会が催されたという。11月の公開研究会に向けて,当該校に異動してきた教師への情報提供と学校全体での共通理解を図」ることが,そのねらいだったようだ。村川先生の十八番のワークショップ型で,この研究会は企画・運営されたらしい。
 4月3日(月)は今年度のスタートの日だ。そんな日に研究会を開けるなんて,すばらしいではないか。確かに,この日ならば,授業があるわけでもないし,学校経営プランの原案がある程度できていれば,校内研究会を実施できるかもしれない。そう言えば,私自身も,9月1日の始業式の日の午後,ある学校の研究会に参加したことがあった。
研究の時間が足らないことを嘆く学校も少なくないが,そのための時間は,発想を豊かにすれば,まだ確保できそうであると,この巻頭論文を読んで納得させられた。
 それにしても,4月3日(月)の実践の記録が,19日に手に届く雑誌に掲載されているというのは,ものすごい執筆スピードだ――。

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2006.04.18

4月18日に研究授業を実施できる学校

 本日,広島県府中市立上下北小学校を訪問し,2年生の道徳の授業研究に参加した。同校とは3年以上の長いつきあいだ。今年も,今日を含めて8回の訪問が予定されている。
 上下北小学校は,ここ数年,算数,国語,そして英語活動の実践研究に力を注いできた。今年度は,道徳を研究の対象領域に加え,さらに,中学校や上下南小学校との連携にも取り組む。今日はその構想について,私なりにコメントしてきたが,その際に,4月18日であっても,研究授業を実施し,学校研究の構想を実践に具体化して私に示してくれた。Dsc03259
 新しい年度が始まってから10日も経っていない状態で研究授業を実施しているのだから,授業につまずきや停滞がないわけではない。けれども,この時期に研究授業を実施して,学校研究に関する外部評価を試み,そのコンセプトを磨こうとする同校の教師たちの姿勢に敬意を表したいと思うし,彼らのそうしたオープンマインドネスは,上下北小学校の実践研究に,必ずや実りをもたらすであろう。

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2006.04.17

「学校研究の充実による学校力・教師力の強化」

 先日刊行された『現代教育科学』(明治図書)の5月号では,「学校力・教師力の強化」に関する特集が組まれている。私も,「学校研究の充実による学校力・教師力の強化」という小論を寄稿している。
 研究的実践に着手し,それを継続している教師や学校は,教職の本質的特徴を実感し,楽しんでいるという前提から,学校を基盤とする実践研究=学校研究の伝統的意義を再確認するとともに,その今日的あり方を説いた。「schoolbased_action_researches.pdf」をダウンロード

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2006.04.16

研究主任は研究授業の何に注目すべきか

 昨日もレポートした,学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)のオフミにおいて,研究授業後の協議会の進行について,参加者で意見を交換した。
 その際に,「ワークショップ型にしようと思っても,カードに授業の感想を書いてくれない」「意見を求めたら,にらみ返された」といった,司会進行の悲しい体験が語られた。私は,そういう教師の存在を認めつつ,「その人たちを活かす術を考えましょう。授業で発言しない,作業にも取りかからない子どもがいたら,それなりに工夫するでしょう。」と訴えた。
 その工夫の1つが,「代弁」だ。協議会にて意見を書かない,言わない教師でも,多くの場合は,研究授業に参加して,何かを感じている。考えている。それを把握して協議会にて話題にすれば,彼らもけっこう乗ってくる。思いを語り始める。
 そのためには,研究授業では,「参観している教師」にも注目すべきだ。実際,私は,研究授業に臨むと,3割程度の時間とエネルギーを,「参観している教師」の観察に費やす。部外者の私が事後協議会で当該授業や学校研究を解説・批評する際に,できるだけ多くの教師とコミュニケーションを図るためには,彼らの琴線にふれるコメントを呈するためには,研究授業についての情報だけでなく,教師たちに関する情報が欠かせない。だから,「参観している教師」が授業のどの場面,いかなる子どもに注意を向けているかを観察するし,彼らが指導案に何を書き込んでいるかを見学(?)させてもらう。研究主任も,時にはそんなことを試みても,よいのではなかろうか。

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2006.04.15

学校研究の充実に向けたアクションプランとその評価(LTプロジェクト2年度目の活動)

 松下教育研究財団の支援を受けて企画・運営している,学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)の2年度目がスタートし,本日第1回目のオフミを迎えた。これは,研究主任として,学校の実践研究を充実させるための力量を獲得してもらうためのプロジェクトだ。
 今年度は,参加者に,昨年度にこのプロジェクトで獲得してもらった実践的知識を,所属校の学校研究において活用してもらう。本日のオフミでは,そのアクションに関するプランを報告してもらい,相互に評価しあった。Dsc03225
 アクションの整合性,具体性,実現可能性(アクションに軽重があるか),個別性(学校の状況に呼応しているか),継続・発展性(次年度の学校研究を意識しているか)などの点で,プランのブラッシュアップが進んだと思う。参加者のアクションが量的にも質的にも増すことが期待される。

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2006.04.14

今年度の卒論指導の担当

 本日,我が教育学コースの卒論合同指導会が催された。私が担当する2名の学生も発表し,同僚に色々とアドバイスしてもらった。
 彼女らの研究テーマは,「幼稚園と小学校の連携」,「国語科における『読解力』の育成」だ。いずれの学生にも,自分が関わっている学校現場を紹介し,そこで観察やヒアリングを試みてもらう。もちろん,その前には,異校園種の連携や読解力に関する理念・理論を文献で整理してもらったり,その実践動向を学校等が作成する研究紀要から洗い出してもらったりする。けれども,卒論の独自性は,学校現場の取り組みへの接近,そこで獲得する実践の英知にあるだろう。就職活動等で大変であるとも思うが,よい卒論に仕上げるためには,実践知の追究をできるだけていねいに進めてもらいたい。それが,私が卒論指導を担当している意義だから。

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2006.04.13

「教師発達学」の講義スタート(大阪教育大学の大学院・実践学校教育講座の講義)

 本日,大阪教育大学の大学院・実践学校教育専攻の「教師発達学」の講義をスタートさせた。受講生の大半が現職教員であると聞いていたが,ふたを開けてみると,半分は,ストレートマスターだった(ただし,大阪府の教員採用試験に合格し,採用を2年間待ってもらっている学生だ,大阪教育大学が推進している教員養成GPの取り組みの一環)。まだ正式には教壇に立っていない青年たちから,中堅・ベテラン教師,さらには学校長までが一緒に講義を聴いているのだから,こちらとしては少々やりにくい。ただ,受講生はみんな熱心だから,なんとかなるだろう(そう願いたい)。Dsc03221
 本日のオリエンテーションでは,自己紹介を兼ねて,私自身の研究歴を語りつつ,授業研究と教師教育の研究の動向を話した。そして,受講生たちに,「授業力量形成の契機」について回顧してもらったり,その共通項(臨床性,共同性,個別性)を確認したりした。

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2006.04.12

「教師発達学」の内容(大阪教育大学の大学院・実践学校教育講座の講義)

 明日,大阪教育大学の大学院・実践学校教育専攻の「教師発達学」の担当が始まる。この実践学校教育講座は,夜間の課程で,現職教員が主たる学生だと聞く。本日,その内容の詳細を説明するプリントを作成した。この講義の内容は,次のようなものを予定している。講義の前半は授業力量とその発達に関する概説,後半は授業研究や学校研究を通じた力量形成,そして,フィナーレは,受講生自らの力量形成プランの作成だ。受講生の大半が現職教員であると聞く。この内容でよいのか,私も手探りの状態がしばらく続くだろう。

第1回 オリエンテーション(授業研究と教師教育の関係)
第2回 教師の授業力量(教師の信念・知識・技術)
第3回 教師の反省的成長
第4回 授業力量の発達過程
第5回 初任教師の授業力量の発達
第6回 ベテラン教師の授業力量の発達
第7回 授業研究の類型
第8回 授業力量の比較研究
第9回 アクションリサーチの事例と構想
第10回 学校研究(校内研修・研究)の意義・成立要件
第11回 学校研究の計画策定
第12回 学校における授業研究会のデザイン
第13回 学校を基盤とするカリキュラム開発
第14回 自らの授業力量形成プランの策定
第15回 総括

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2006.04.11

「学校研究」の企画・運営に関する行政研修

 現在,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の最終校正に取りかかっている。それに呼応するように,いくつかの地域の教育センター等から,学校研究の企画・運営に関する研修への協力要請が続いている。鳥取や北九州のものは日程調整をしてくれたので,協力できることになった。既に,平成16年度から,岡山市教育センター主催の校園内研究に関する研修では講演や講評を担当させてもらっている。どうも,ここ1,2年の間に,こうしたテーマの行政研修が再(?)評価されているように思う。やはり,様々な社会的状況の下,学校における実践研究,教師たちの共同的な取り組みの必要性と重要性が高まっているのだ
 そういえば,8月上旬のIMETSのワークショップでも,学校研究の推進に関するものを担当することになった。

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2006.04.10

ガイダンスで1日が終わる

 6日,7日,本日とガイダンスが続く。教務委員をやっていると,1部(全体,個別),2部(全体,個別),大学院と5種類で7回も出席しなければならない。全体ガイダンスと日程が重なったから出席できなかったが,コース=教室のガイダンスもある。今日は,教育実習事前指導のあいさつも担当して,ガイダンス系の仕事で1日が終わった。
 まあ,仕方がないか――。我々がベネッセ教育研究開発センターと実施している,教育力調査においても,学習者に対するガイダンス機能が大切であることが明らかになっているし――。
 そういえば,小中学校では,1年間の学びを子どもたちにどのようにガイダンスしているだろうか。そのための道具として,何を準備しているだろうか。

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2006.04.09

「小学校の教科担任制」に関する主張

 教育開発研究所の『教職研修』の原稿執筆依頼に応えるため,本日,「小学校高学年への教科担任制の導入」に関する文章を書いた。
 小学校の学級担任制の意義,それに教科担任制の要素を加えることの可能性,教科担任制の多様性,そして中学校教師の小学校における(教科担任としての)指導に関する留意点について論じた。
 最後のパートの主張の一部を掲げておこう。
 「現在,小中一貫教育推進の見地から,中学校に籍を置く教師が小学校に出向き,教科担任として,高学年の子どもたちを指導するという取り組みが増えている。これは,子どもにとっては中学校生活の備えにはなるが,筆者の経験からすると,小学校における指導と中学校におけるそれには,かなりのギャップがある。例えば,内容説明の口調やスピード,個別指導の際の目線などに,それは顕著に示されよう。小学校での指導は,中学校の教師たちにとって『異文化体験』なのである。だから,それには,相当の準備が必要だ。その導入にあたって,例えば小中学校合同の授業研究会の開催,両校教師の協力教授などを重ねる必要があろう。」

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2006.04.08

在外研究での学び

 和歌山大学教育学部の野中先生が現在,英国で在外研究中である。彼の地での様子を,ご自身のブログで詳細にレポートなさっている。たいへん勉強になる。
 私は,英国,韓国,中国を中心に,既に20回以上,研究にために外国を訪れている。しかしいずれも,短期間の調査等だ。最も長い場合で12日間だし,短い場合は,恥ずかしながら滞在20時間(中国,上海)なんてのもある。延べ日数も100日をかなり下回っていると思う。
 それゆえ,長期にわたる在外研究での学びの経験,そこでしか得られない知見や人間関係を手にしていない。研究者としては,ウィークポイントであろう。
 大学教官(教員)になって15年の月日が流れているが,なぜか長期の在外研究とは縁がない。まあ,それが運命だと思って,自分流にショートステイを繰り返すのもいいかなと思い始めている――。

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2006.04.07

新年度のスタート

 5日の入学式,6日のガイダンス,そして本日は個別ガイダンスと,教務委員としての仕事が続く。新年度がスタートし,なにかと落ち着かない。先日から行政研修への協力依頼が続くが,日程を決めた上での依頼なので,すべてアウト。これもまた,こちらが悪いような気持ちにさせられる。Dsc03191
 気分転換に,個別ガイダンスの合間に桜を撮影した。

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2006.04.06

『教師が磨き合う学校研究』の刊行まであと少し

 現在,『教師が磨き合う学校研究』(「ぎょうせい」より刊行予定)の著者校正の2回目にとりかかっている。これが最後の校閲だ。執筆に時間を要し,出版社にご迷惑をおかけしたが,あと少しで刊行の運びとなる。
 この本は,私の20年近くに及ぶ,学校現場との関わり,交わり,共同研究の経験に基づき,またその成果を踏まえたものだ。私の「もうひとつの博士論文」と言っても過言ではあるまい。
 「まえがき」をご紹介しておこう。「prologue.pdf」をダウンロード

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2006.04.05

学校研究の充実に向けたアクションプランの策定(LTプロジェクト2年度目のスタート)

 松下教育研究財団の支援を受けて企画・運営している,学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)の2年度目がスタートしている。これは,研究主任として,学校の実践研究を充実させるための力量を獲得してもらうためのプロジェクトだ。
 1年度目の2005年度は,学校研究の計画策定,テーマ設定,授業研究の企画・運営,研究紀要の内容・構成の工夫などについて,メンバーに実践的知識・スキルを身につけてもらった。2年度目の2006年度は,それらを所属校の実践研究に適用してもらう。そのためのアクションプランを,次のような書式でメンバーに作成してもらっている。彼らの活躍に期待したい。「ltprojet_action_plan_sheet.pdf」をダウンロード

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2006.04.04

「学校評価」に関する研究プロジェクト

 本日,某市教育委員会の指導主事の方が研究室にいらっしゃった。同士のいくつかの学校で推進される,「学校評価」の研究プロジェクトのアドバイザーを依頼された。
 先月末,文部科学省は,「『義務教育諸学校における学校評価ガイドライン』の策定」について周知した。平成17年6月の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針 2005」や同年10月の中央教育審議会答申「新しい時代の義務教育を創造する」において学校評価ガイドラインの策定の必要性が指摘されたことを受け,その普及に資する研究プロジェクトを全国各地で展開するようだ。
 私は,学校評価の枠組みを構築し,それを活かした学校改革のR-PDCAサイクルを展開している学校と共同的関係を築いている。また,ベネッセ教育研究開発センターを事務局とする「総合学力研究会」のメンバーとして,学力向上のための学校評価のプロセスモデルを描き,それに役立つハンドブックを開発してきた。それらの経験を,この研究プロジェクトに生かそうと思う。

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2006.04.03

「NHKティーチャーズネット」スタート

 NHK学校放送の教師向けオンラインサービスがリニューアルされた。今日スタートしたのが,会員登録制の「NHKティーチャーズネット」だ。
 デジタル教材検索システムなど,学校現場の教師の声から誕生したサービスも登場しているので,読者にもぜひ会員登録して利用してもらいたい。放送教育指導者養成講座(通称:虎の穴)の卒業生も続々と登録を済ませているようだ。

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2006.04.02

自己研修と学校の仕事の兼ね合い

 昨日,東京・渋谷のNHKで,なにわ放研(なにわ放送教育研究会)VS 全放連(全国放送教育研究会連盟)の実践報告合戦が催されたことは,昨日もブログでレポートしたとおりである。研究会終了後,慰労会があったが,そこで,若い教師の悩みを聞いた。放送教育研究会の研究授業等を引き受けたり,全国大会の運営を担当したりしていると,同僚から「足並みを揃えないといけない」とか「学校を空けすぎる」などと非難めいたことを言われると。
 話を聞いてみると,彼女がなにか特別なことをしているわけではないが,自己研修についての価値観が異なる教師からすると,違和感があるのだろう――。
 そのような「足をひっぱる教師なんて無視すればよい」と言うのは,簡単である。しかし,私は,そのような同僚の意見もいくらかは参考にすればよいし,自己研修と学校の仕事は,一定程度の経験と力量を有する教師であれば,両立すると考える。一方を尊重すれば他方がないがしろになると思いこむ必要はないと,彼女にアドバイスした。もちろん,例えば出張するか,それとも学校にとどまって他の教師の取り組みに協力するかといった葛藤状況に遭遇することはあろう。微視的には迷うだろうが,例えば大会当日運営にたずさわれなくても準備段階で手伝うことができればそれでよいし,逆に思い切って出張するのであれば,その日までに同僚の取り組みに協力しておけば少しは風当たりも小さくなろう。
 自己研修と学校の仕事の兼ね合い,そのさじ加減は難しいが,いい意味で「よくばって」,たくさんのことを吸収してもらいたい。がんばって,K先生。

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2006.04.01

放送教育の実践対決(なにわ放研VS 全放連)

 4月1日,東京・渋谷のNHKで,なにわ放研(なにわ放送教育研究会)VS 全放連(全国放送教育研究会連盟)の実践報告合戦が催された。昨年4月のなにわ放研VS浜松b-waveの対戦に続く,放送教育実践の合同研究会だ。
 両チームが5件の放送教育の実践報告を用意し,柔道の試合のように,5戦が繰り広げられた。昨年なにわ放研と一戦を交えた浜松b-waveの先生方やNHK学校放送番組部等の制作者に審判団として参加してもらい,実践報告を評価してもらったが,なにわ放研3勝,全放連2勝という結果になった。しかし,5つの対戦のいずれもが僅差で勝負が決するものであり,極めて緊張感のある研究会となった。Dsc03071Dsc03083
 ところで,放送教育実践に取り組む,異なるコミュニティの対決の中から,放送教育で重視すべき点,その多様性などを確認することができた。9名の発表者(なにわ放研の浅香さんはなんと2回も発表!),審判団,司会の鈴木先生,NHK関係の皆さん,お疲れ様でした。
 来年は,徳島の放送・視聴覚教育実践グループと,なにわ放研・全放連・浜松b-wave連合軍の対決が予定されている。

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