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2006.05.24

授業改善・学校改革の具体化・システム化-英国視察を終えて-

 日本時間23日15時頃,成田空港に到着した。このブログでもレポートしてきたように,約1週間の,短い英国の学校視察であったが,今回もまたいろいろ考えさせられた。
 堀田@NIMEさんがコメントしているように,ICTの教育利用が当然視されている状況,野中@和歌山大学さんがレポートしているように,教師教育のシステム化とそれを支える大学と学校のパートナーシップの充実などは,これまでの視察でもメディア・リテラシーにしてきたが,いっそう確かなものになっている。
 加えて,学校長のリーダーシップが,教師間の指導・評価の共通化,学校間格差の解消などの成果を導き出している事実を確認できた(もちろん,これには,危惧される点があるが――)。
 一方,日本の教育改革との接点も多い。例えば,自尊感情,人間関係,生活習慣など,教科指導を支える問題に対して,熱い眼差しが注がれている。また,思考力等を育むためには,教科指導に,プロジェクト的な活動,教科横断的,合科的なアプローチが加わる点も我が国の教師たちの取り組みに呼応している。
 総じて,英国に学ぶことは,授業改善,学校改革の具体化,システム化だ。日英のそれらの方向性は,そう大きくは違わない。けれども,政府も大学も学校長も,授業改善や学校改革を掛け声だけに終わらせずに,着実に実践につなげるための仕組みや環境や道具を用意している(写真は,政府のプロジェクトに基づく取り組みのポスター,政府が提供している食育ガイドブック)。 Dsc03816Dsc03674
 我が国にも,特定の地域や学校にはそれが認められるが,具体化・システム化の進展は,英国にはかなわない。改善・改革に向けた教師たちの努力や研鑽は,我が国では一種の文化として昨日しているとも思われるが,それを認め,支え,促すような仕組みや環境や道具が整備されれば,その教師文化はいっそう豊かなものになるに違いなかろう。

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