なにわ放送教育研究会の新しいスタート
10日,NHK大阪で,第39回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,メンバー全員が今年度の実践プランを報告してくれた。「みてハッスル☆きいてハッスル」の継続利用,「にんげん日本史」のデジタル教材を活用した情報活用能力の育成,「道徳ドキュメント」など新しい番組の利用への挑戦など,メンバーそれぞれが実践課題を設定し,日常的実践に取り組む。 このような多様な実践の登場,さらには,番組利用を学校で同僚に積極的に開示し,また推奨する取り組みの充実に,研究会の活動の成果を確認できる。
特に,ある教師が,「おはなしの国」の活用に既に着手していた姿に感心した。この教師は,1年生の子どもたちに視聴後の感想をイラストにして表現させていたが,彼は,3月末に,全放連との共同研究会で,ベテラン教師の同番組利用の実践を聞き,それに触発されて,このような実践を始めたのだという。他人の実践に学び,そのエッセンスをすぐ吸収しようとする,みずみずしい感性を彼が有しているから,フットワークよく,実践に取りかかれるのだ。
なにわ放研の新しいスタートは,順調である。
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