「きめ細かな指導」の重要性を小中学校の教師が共通理解するために
本日,広島県府中市立上下北小学校を訪問し,2年生と3年生の国語の授業研究に参加した。 上下北小学校は,ここ数年,算数,国語,そして英語活動の実践研究に力を注いできた。今年度は,道徳を研究の対象領域に加え,さらに,中学校や上下南小学校との連携にも取り組む。 本日の国語の授業ではいずれも,小学校教師による「きめ細かな指導」が繰り広げられた。例えば,上下北小学校の教師たちは,授業のスタートで,子どもたちに,単元の学習過程や学習課題をきちんと示す。子どもたちの発言の1つひとつにていねいにリアクションする。子どもたちの思考を促すワークシートを用意し,さらに習熟の程度が十分でない子どもに対しては「個に応じた指導」を繰り広げる。それも写真のような,密な指導で。
いずれも学力向上に欠かせない,教師のふるまいであるが,その重要性を小学校と中学校の教師たちがしっかりと共通理解するためには,本日のような授業研究会を重ねることが肝要であろう。その成果が,3校合同の研究発表会(11月21日)で披露されることを期待したい。
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