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2006.06.07

研究主任が学校の実践史をどこまで把握しているか

 昨日も紹介したが,鳥取県教育センターの新任研究主任を対象とする教員研修会に協力してきた。講義の中にいくつかの演習的活動を導入したが,そのうちの1つは,次のようなものであった。
 「所属校の2000年度,2003年度,そして本年度(2006年度)の研究の内容を簡単に紹介してください。また,それらがどのように連続・発展しているかについて,分かりやすく説明してください。」 2000年度の研究については分からないという教師が少なくなかった。教員の異動のサイクル区からすると,おそらくは,その人たちは,現在所属している学校にまだ赴任していなかったのであろう。でも,研究主任として活躍する教師には,ぜひ,学校研究の歴史に長けていてもらいたいと思う。
 2000年度は,現在の教育課程への移行措置が始まった年度であり,「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発が熱を帯びてきた時期だ。そして,2003年度は,「学びのすすめ」による学力向上ブームが台頭し始める時期だ。現在,つまり2006年度は,その延長線上にあると解釈するのが通例であろう。それを前提として,この演習問題は,2003年度の前後で研究を連続・発展させているか,換言すれば「総合的な学習」と「(教科における)確かな学力の育成」を結びつけて指導と評価を展開できているかを問うていることになる。
 経験則であるが,両者の結びつきに筋が通っている学校の取り組みは,学力向上へのアプローチが豊かだ。決して,ドリルや読書タイムに限定されていない。「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発の経験が,教師たちの授業観の再構築を促してくれたからであろう。

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