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2006.07.14

2030年度の教育課程

 大学の前期の講義も終わりに近づいた。担当している「教育方法学Ⅰ」の講義もまとめの段階に入りつつある。その一環として,学生に,「2030年度の教育課程」を構想するという課題を与えている。今から四半世紀先の社会状況,教育制度,子ども文化などを予想し,それらにマッチした教育課程を編成するという演習活動だ。
 発想が豊かでないと,自分が小中学生だった時代の教育課程,あるいは現状に縛られてしまう。それを解き放つために,例えば総授業時数を半分にしてみたらとか,ある教科をなくしてみたらと揺さぶりをかけている。
 ちなみに,この課題に対する評価規準は以下のとおりである(あらかじめ受講生に明示している)。
1.「教育課程を考えるにあたっての前提」「教育課程表(小学校・中学校)」「教育課程の特徴と課題」の項目のすべてを記入し,期限を守って提出する(完成・提出点 10点)。
2.2030年の時代・社会的背景を正確に予想し,それに整合的な教育課程を編成している(時代・社会点 10点)。
3.機能的学力と実体的学力,カリキュラムの分化と統合について,そのバランスに留意している。(バランス点 20点)。
4.小学校と中学校の教育課程に適切な接続と段階性を確認できる(系統点 10点)。
5.全体として,特色ある教育課程を構想している(特色点 10点)。

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