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2006.07.03

『ふしぎワールド』を活用した,メディアミックスの授業プラン(「教育メディア論」にて)

 本年度前期,文学部の専門科目の1つ,「教育メディア論」の講義を担当している。この講義は,この講義では,放送教育の理論と実践を体系的に解説する。テレビ学校放送番組のスタート,昭和40年代の学校放送番組の最盛期,メディアミックスの取り組み,番組とマルチメディア・インターネットの複合利用,NHKによるデジタル教材などについて講じてきた。また,各時代の代表的な番組や実践事例を紹介してきた。
 講義の後半では,それをさらに自分のものにしてもらうために,演習的活動を導入する。受講生は,小学校5年生の理科番組『ふしぎワールド』の第5回「動物のたんじょう」を活用した,メディアミックスの授業プランをグループで作成し,発表し,相互評価する。8時間程度の扱い,単元の評価規準を満たす,番組とデジタル教材を単元のどこかで必ず活用するといった条件を満たし,児童の実態を想定して,指導計画を完成させるわけだ。
 受講生には,セグメント方式のこの番組の特徴をどう活かすか,番組・デジタル教材の活用と観察をいかに連結させるか,番組では扱っていない「ヒトのたんじょう」を単元に位置づけるか否かなどを吟味して,プランを練ってもらいたいと思う。
 ちなみに,次のような評価規準を明示して,プランの作成に取りかからせている。

1.主メディアに,『ふしぎワールド』第5回「動物のたんじょう」を位置づけ,8時間程度の単元計画のどこかで,それを活用する(完成点10点)

2.学習指導要領の目標・内容を踏まえて,指導計画を立て,それを「学習内容」欄に適切に記入する(学習内容10点)。)

3.この単元での学習内容に対する興味・関心の高低や知識の有無など,児童の実態について,「児童観」にまとめる(児童の実態10点)。

4.主メディアたる放送番組について,その必要性や予想される学習効果を「教材観」に記す。同時に,放送番組のメッセージに関連づけて,いくつかの副次メディアの利用や体験等の導入を構想し,それらによるメディアミックスの考え方を「指導観」の部分で主張する。同時に,それらを「児童の活動(利用するメディア)等」欄の適切な箇所に配置する。なお,副次メディアの1つに,同番組のデジタル教材(http://www.nhk.or.jp/rika5/ja/frame.html)を採用しなければならない(メディアミックス20点)。

5.「5.指導計画」中の「指導の留意点」に,メディア利用の留意点等を記す(その他10点)。

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Comments

虎の穴を思い出します…

以前お伝えした虎の穴in宮崎(県情報・放送・視聴覚研)がスタートしています。
次の課題は放送教育で,わたしの担当。番組や番組Webのコンテンツを活用した授業プランを作ってもらう予定です。
この評価規準,参考にさせていただきます。

Posted by: nabe | 2006.07.04 at 04:43 AM

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