学生の講義に対する感想(就実大学「教育方法論」)
8月上旬に就実大学で担当した集中講義「教育方法論」のテストの採点が終わった。テストも,私としては工夫して実施している。学生に,授業記録映像を視聴させ,それを講義中に私が解説した内容によって評価させたり,紹介した事例と比較させたりする。思考力が問われるテストだ。ゆえに,テキストやレジュメなどは,あらゆるものをテスト中に利用してもよい。そこに解答が書いてあるわけではないから――。
ところで,テストの余白に,講義の感想を書いてもらったが,これがなかなかおもしろい。全体として,「楽しく」学べたという印象を述べてくれた学生が多かった。そして,その理由として,映像資料の提示や発表や話し合い活動の導入,声の大きさやノリ(?)を挙げてくれていた。
自分にとって,最大の讃辞は,「他の講義で理解できなかった内容が分かるようになった」「(講義で紹介したビデオで中学生が言っていたように)分かるって楽しい」といったものだ。私は,自分の講義は,できるだけ「体系的」なものにしたいと考えている。それゆえ,これまでの講義で断片的に獲得した知識や思考が,私の講義で,接続されたり,事例を伴った実践的知識・思考になったりしたのであれば,とてもうれしい。
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