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2006.08.14

子どもたちに平和の尊さを考えさせる番組

 本日,19:30から,NHK総合チャンネルで,「いま考える2006夏①」が放送された。1時間15分もの放送時間だったが,私もこの番組を視聴してみた。アナウンサー,俳優,作家と子どもたちが戦争の歴史や現状に関する映像を見ながら,平和の尊さについて語り合う番組だ。日中戦争,原爆症,イラク問題などがトピックに設定されている。それゆえ,時間と空間をまたいで,戦争を知らない世代が,戦争の悲惨さ,平和の尊さを検討することになる。
 番組で紹介される問題が広がりすぎて,その全体像を理解することが難しく,小学生が視聴意欲を持続できないことは危惧される。がしかし,戦争を象徴する映像を子どもたちに提示して,彼らに平和の尊さについて考えるきっかけを番組は与えてくれていた。
 平和教育のような領域は,その尊さを象徴するモチーフ,それを子どもたちの心に働きかける映像が効果的である。そういえば,学校放送番組には,戦争と平和をダイレクトに扱ったものは少ないなあ――。

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