「無着成恭と生活綴方」(平成18年度「教育学演習IV」)
先日もレポートしたように,本年度後期,学部の講義のひとつで,「教育学演習IV」を担当する。今年は,『時代を拓いた教師たち-戦後教育実践からのメッセージ-』(田中耕治編著,日本標準)をテキストに指定し,その読解を進めている。
前回は,私が序章をレポートし,戦後教育実践を俯瞰した。本日からいよいよ各論に入った。今日は,「無着成恭と生活綴方」について,テキストと参考文献に基づき,議論した。無着成恭のライフストーリー,『山びこ学校』誕生の経緯,その意義と課題などについて担当者がレポートし,その特徴について意見交換を繰り広げた。
そして最後には,今日『山びこ学校』のような実践はどのような形で展開されるべきか,その精神を受け継ぎながらもいかなる要素を変えるべきかについても,発展的に検討した。こういう考察はおもしろい。そう感じる私は,やっぱり,(○○ではなくて),ピュアな教育学が好きなのだと思う。
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