「個に応じた指導」の浸透
本日,自分が担当している講義「教職概論」において,「学力観」の再構築や「個に応じた指導」の展開について,その動向を整理し,その事例を示した。講義前半の教師の普遍的な力量に続いて,今日の教師に特に必要とされる力量を論じるためにだ。
「個に応じた指導」,とりわけ習熟度別指導を小中学校で受けた経験があるか否かを受講生にたずねてみたが,けっこう多くの学生が「経験がある」と回答してくれた。その割合は,毎年増えているような気がする。習熟度別指導や少人数指導には可能性とともに問題点もあるが,いずれにしても,「個に応じた指導」が学校現場に浸透しつつあることは間違いないだろう。それゆえ,こうした新しい指導法を駆使する能力・資質がこれまで以上に,今日の教師には必要とされよう。
The comments to this entry are closed.
Comments