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2007.05.12

「実践研究推進の手引き」(松下教育研究財団の実践研究助成をどう活かすか)

 昨日もレポートしたように,東京・芝パークホテルで,松下教育研究財団の松下教育助成・助成金贈呈式が催された。そこで,助成校・グループに,私が18年度に作成した,「実践研究推進の手引き」が配布された。この小冊子は,いわゆる外部資金を獲得して実践研究をステップアップさせるために,研究主任等のリーダーが何をすべきかについて,4月から3月までの1年間のアクションがまとめられている。助成校・グループには,これを上手に使って,それぞれの研究を充実させてもらいたい。
 この手引きのコンセプトや活用シーン等を私がまとめた文章=「はじめに:松下教育研究財団の実践研究助成で学校やグループによる研究活動を充実させよう!」は次のとおりである。

はじめに:
松下教育研究財団の実践研究助成で学校やグループによる研究活動を充実させよう!

 今,学校現場には,「実践研究」を大切にする精神,それを体現する学校経営や授業づくりが求められています。もともと,わが国の学校ではいわゆる授業研究が盛んでした。それを拡充し,特色ある学校づくりや学校を基盤としたカリキュラム開発といった,社会的な要請に応えるものにしていく必要があります。
 松下教育研究財団の実践研究助成などの外部資金を得ることは,そうした実践研究の充実に資するはずです。なぜならば,助成への応募~研究結果の報告までの過程が,研究のPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)を促進してくれるからです。
 この「手引き」は,平成18年度に実践研究助成を受けた,2つの学校(大阪府守口市立三郷小学校,広島県府中市立上下北小学校)がいかなるサイクルで実践研究を推進してきたかを,それらの学校の研究主任の協力を得て,整理したものです。2つの学校の実践研究の歩みを読んで,自校の実践研究推進の参考にしてください。特に,2校の研究主任等のリーダーが,所属校において,毎月いかなるアクションを繰り広げたのかが刻銘に記されていますので,そうした立場にある方にとっては,手引きの叙述は,等身大のモデルになるに違いありません。
 さらに,手引きの最後には,2校の取り組みにほぼ共通している,実践研究推進上の企画・運営ポイントをチェックリストにまとめています。これを,研究のスタート時点で,また中間段階で,さらには総括の時期に用いて,自らの学校やグループの実践研究の点検・評価を充実させ,よい成果を残してもらいたいと思います。
 なお,実践研究の企画・運営についてさらに詳しく学びたい場合には,拙著『教員が磨き合う学校研究』(ぎょうせい,2006年)をご覧ください。また,財団等の支援を受けて編者らが作成・公開している「学校研究推進に関するQ&A」(http://www.beatiii.jp/ltpro/)にアクセスしてください。
平成19年4月
「手引き」編集責任者:木原俊行(大阪教育大学・教授)

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