生活科や総合的な学習をきちんと実践する学校
本日,大阪市立長池小学校を訪問した。同校は,本年度,文部科学省が推進している「義務教育の質の保証に資する学校評価システム構築事業」に参画し,学校評価の実践的研究に取り組んでいる。私も,いわゆる「外部評価委員」を拝命しており,その第1回会議に参加するために,出かけた。
学校長以下,教職員が子どもの成長に向けて,工夫と努力を重ねている。学校評価の指標に照らしても,問題点が皆無と言ってよいだろう。施設・設備が老朽化している点は改善を要するだろうが,それとて,むしろ設置者の課題と把握すべきであろう。
だから,久しぶりに,生活科や総合的な学習をきちんと実践している様子も見学できた。例えば,生活科の探検カードに厚みがあった。どこかの学校だと1枚か2枚しかないものが,10枚近く(子どもによってはそれ以上)蓄積されていた。その違いは,振り返りの質の違いを生むに違いあるまい。ちなみに,各カードには,教師のコメントがちゃんと残されていた。
総合的な学習では,地域の福祉関係施設を見学した結果を発表する場面に遭遇したが,指導者は,複数の施設の様子に共通する点を導出するように,投げかけていた。
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