受講生に講義を振り返ってもらって――
今日で,和歌山大学教育学部教育実践教室の専門科目「授業研究論特講」の集中講義が終わった。本日は,授業研究と教師の力量形成の接点として,ベテラン教師の授業力量の形成(特に,再共通化へのチャレンジ),そして教員研修の体系,それにおける校内研修・研究の意義と課題について,事例をひもときながら,講じた。
講義の最後に,4日間で何が印象に残ったかを受講生にたずねてみた。そうすると,彼らにとって最も身近な「初任教師の力量」についてだけでなく,例えば教師の意思決定や個に応じた指導などが印象に残ったと,受講生は回答してくれた。
加えて,「教師が思い込みで新しいものを疎んではダメだ」「教師にも学ぶ意欲が必要」といった,講義全体を通じたテーマたる「授業研究と教師の成長」について言及してくれる学生が多かった。だから,一応,目標は達成できたと思う。
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