講義で番組の「丸ごと視聴」を試みたが――
今日は,就実大学の「教育方法論」の集中講義の3日目であった。午前中にキャリア教育を概説し,そして午後の2コマにおいて,放送教育を講じた。1つは放送教育の伝統についてあり,もう1つは放送教育の新しい挑戦(デジタル化への対応)についてであった。現在の学校放送番組のラインナップの説明には,例のパンフレットも用いた。
さて,放送教育の伝統といえば,『山の分校の記録』というテレビ放送教育黎明期のドキュメンタリーを受講生に視聴してもらうに限る。放送メディアの学習効果をあますところなく語っているからである。ただ,いかんせん,50分と長い。だから,これまでも利用する際には「分断視聴」に甘んじてきた。「丸ごと視聴」にこだわる全放連のメンバーに習い,今年こそは止めずにと決意し,視聴活動を開始したが――。途中でビデオを止めて,ストーリーを予想させたり,感想を聞いたりしてしまった。何人かの受講生の集中力が切れていたからだ。
この挫折にめげず,また「丸ごと視聴」にチャレンジしてみようと思う。
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